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秋の北海道を満喫! ラリージャパン観戦+αで楽しめる観光スポット
10月31日から11月2日の日程で、WRC第14戦パイオニア・カロッツェリア ラリージャパン(以下、ラリージャパン)が開催される。今年は道外からのアクセスが良い札幌周辺が競技エリアとなり、3連休が重なる日程での開催となることから、家族やカップルで北海道旅行を兼ねて観戦に訪れる予定の人も多いだろう。
だが、同行者がラリーにそれほど興味のない場合は要注意。長距離の移動や長時間の観戦などにより、「疲れた」「飽きた」という不満発生が大いに予想されるからだ。旅先での険悪ムードを回避するために、フォローアップのカードはしっかり用意しておこう。
観戦直後のフォローは効果有り! 近場をチェック
不満の火種は小さいうちに消すのが鉄則。その日の観戦が終わってからのちょっとしたフォローが効果的だ。近場のスポットを利用しよう。
Day1なら、一般車駐車場となるマウントレースイスキー場の「ホテルマウントレースイ」に、「天然温泉レースイの湯」がある。日帰り入浴は680円で利用可能(タオル付き手ぶらセットは1,100円)。ナトリウム-炭酸水素塩泉(重曹泉)で、角質を柔らかくする効果があることから”美肌の湯”とも言われている。露天風呂からはスキー場のある冷水山が一望できる。
また、ここからほど近いところには日帰り温泉施設「ユーパロの湯」もある。入浴料は650円、タオル・バスタオル・湯上がり着のセット入浴券は1050円。この温泉は保温・保湿効果が高いといわれる”強塩泉”のため、観戦で冷えた体を温めるのにも最適だ。
Day2のSSが設置される恵庭市は、ガーデニングで有名な街。”オープンガーデン”として一般の人に自宅の庭を公開している家を見て回ることができるようになっているが、この季節の北海道では残念ながら花の見頃は終了。観光スポットとしては、「三段の滝」「ラルマナイの滝」「白扇の滝」と3つの滝が見られる景勝地、盤尻(ばんじり)エリアが見どころだ。恵庭市観光協会によると、10月半ばからが紅葉の見頃だということだ。
盤尻へは、恵庭I.C.から道道117号を支笏湖方面へ
道の駅「花ロードえにわ」では、特産のえびすカボチャを使ったカボチャソフトも
恵庭インター近くの「えこりん村」には、かわいらしい建物のレストラン「天満食堂」がある。隣接するテーマガーデン「銀河庭園」は残念ながら今シーズンの営業を終了しているが、レストランは年中無休で営業中。ランチに立ち寄るのに便利な場所で、夜は23時まで営業しているので、観戦後の夕食にもゆっくりできそうだ。
Day3は、札幌ドームで最後の観戦が終了してから札幌の夜景見物はいかがだろう。夜景の名所として最も有名なのは「もいわ山」だ。展望台からは札幌市街を一望でき、夜景を眺めながら食事のできるレストランも。ここでは地元食材を使った料理を楽しめる。また、札幌駅のJRタワー展望室は高さ160m、北海道一の高さを誇るビルから360度の眺望を満喫できる夜景スポット。展望トイレも有名だ。
えこりん村敷地の反対側にある「花の牧場」では、ガーデニング用品を販売
11月始めの日没は16時半頃。天気が良ければ沈みかけの三日月も見られそうだ
ちょっと穴場を狙うなら、大倉山まで足を伸ばしてみよう。札幌で行われた第11回冬季オリンピックで競技が行われたジャンプ台のある場所で、ここにあるレストハウスでは夜景を見ながらジンギスカンやラム肉のしゃぶしゃぶが楽しめる。昼間はジャンプ台の頂上にある展望台も見学可能だ。
大倉山からの夜景。こちらもなかなか
ジャンプ台最上部の展望台から、迫力の光景
終わりよければ全てよし! 北海道を満喫して帰ろう
3連休をフルに使って、帰りを11月3日に設定している人も多いだろう。観光に1日~半日使えるなら、近隣地域の人気スポットまで出かけてみよう。ちょっと足を伸ばして観光気分を満喫して帰るのが、ラリー観戦に”付き合わされた”人にとっては良い終わり方。最後の印象が重要だ。
天気がよければ、ドライブだけでも楽しい
旭山動物園へは、札幌から高速を使って車で約2時間。10月31日までは休園中で、11月1日より冬期開園となる。11月だと”ペンギンの散歩”にはまだ早いが、ホッキョクグマやユキヒョウなど寒い地方の動物たちの元気になる季節。夏休みの時期に比べると月間の入場者数は半分~1/3以下なので、ゆっくり見学することができる。開園時間は10:30~15:30となっている。
様々な動物の自然な姿が見れると人気の高い旭山動物園
今年7月のサミットで注目された洞爺湖へも、札幌から車で約2時間の距離。世界的に有名になった絶景を遊覧船やロープウェイで楽しめるほか、2000年の噴火でできた西山山麓火口群を見に行くことができる(11月10日以降は冬期封鎖)。洞爺湖畔にある火山科学館には、有珠山の噴火を迫力の映像と音響で視聴できるスクリーンも。そして最後のシメは洞爺湖温泉。ここではホテル等を含め20を越える施設で日帰り湯を利用できる。
そこまで時間がないという場合は、土産物の仕入れがてら「白い恋人パーク」へ。製造ライン見学やお菓子作り体験、カフェではケーキビュッフェも利用できるなど、半日楽しめる。この他、大型恐竜「ニッポノサウルス」の化石が展示されている北海道大学総合博物館や、美しいランドスケープのモエレ沼公園など、札幌市内のスポットをせっかくの機会に満喫してみてはいかがだろうか。