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E5系新幹線の列車名「はやぶさ」に決定–新グリーン車「グランクラス」連結
JR東日本は11日、東北新幹線の新青森駅延伸開業を12月4日にすると発表した。E2系の「はやて」を東京駅 – 新青森駅で1日15往復運行するとのこと。また、2011年3月から運行を開始するE5系新幹線列車の愛称を「はやぶさ」に決定した。同列車には国内新幹線発のファーストクラス座席「グランクラス」を連結するという。
2011年3月に登場するE5系「はやぶさ」
12月4日に新規開業する区間は八戸駅 – 新青森駅。開業時の列車運行本数は東京駅 – 新青森駅間を1日15往復。ほかに仙台駅 – 新青森駅間に1往復、盛岡駅 – 新青森駅間に1往復を運行予定。車両はE2系「はやて」10両編成で、東京駅 – 新青森駅間は最速3時間20分程度で結ばれるという。
「はやぶさ」のシンボルマーク。鳥の「ハヤブサ」をモチーフとし、E5系の先進性やスピード感を表現
最新型新幹線車両「E5系」は2011年3月から3編成で運行する予定。愛称は公募の結果「はやぶさ」に決定した。「はやぶさ」の応募数は3,129件で第7位。ちなみに第1位はかつて上野 – 青森間を走ったL特急の愛称「はつかり」、第2位はインターネット動画で人気のキャラクター名でもある「はつね」、第3位はかつて上野 – 青森間を常磐線経由で走った特急の愛称「みちのく」だった。
「はやぶさ」は1958(昭和33)年から東京と鹿児島を結ぶ特急列車として誕生し、近年はブルートレインの愛称として親しまれたという。しかし2009年3月で東京駅 – 熊本駅間の「はやぶさ」は廃止。「はやぶさ」は半世紀にわたる九州特急の看板から一転、東北方面の新幹線列車として新時代を担うことになる。
新「はやぶさ」は東京駅 – 新青森駅間を1日2往復、東京駅 – 仙台駅間を1日1往復する予定。最高時速300kmで運行し、東京駅 – 新青森駅間を3時間10分程度で結ぶ予定。
E5系「はやぶさ」に設定される「グランクラス」
E5系「はやぶさ」には、国内新幹線初となるファーストクラス座席「グランクラス(GranClass)」を連結する。E5系発表時に「スーパーグリーン車」と仮称されていた座席で、名前の由来となった「グラン」はフランス語で「大きな」という意味。ヨーロッパ国際特急の最上級シートにも「グラン・クラッセ」という名前が使われているとのこと。「グランクラス」は高級感と、ゆとり・居住性を表現するという。
「グランクラス」は1+2列シートで、各座席はバックシェルタイプの新デザインを採用した。E5系グリーン車に比べてシート間隔は140mm拡大。座席の幅は45mm拡大したという。2列シート側にはパーティションを設けた。リクライニング角度は45度で、背もたれ、座面、レッグレスト、フットレストはすべて電動式。ヘッドレストも手動で上下調整が可能とのこと。1両の定員は18名で、E5系グリーン車の55名に比べて37名も少なく、そのぶんゆったりとした空間になっているという。
「グランクラス」の座席。肘掛けも大きくゆったり
「グランクラス」の客室全体のデザインコンセプトは「特別な旅のひとときをあなたに -Exclusive Dream- 」をキーワードに、「非日常的でありながら、かつ上質で洗練されたインテリア空間」(同社)。本皮やウール、濃い色の木質など、質感の高い素材を使っているという。照明はすべてLEDとし、複数の間接照明を組み合わせた。各座席の読書灯は位置の調整が可能となっているとのこと。
「グランクラス」には専任のアテンダントが乗務し、特別な食事やドリンクメニューが提供される予定。乗客にはブランケット、スリッパ、アイマスクのほか、新聞、雑誌も用意されるという。料金やサービスの詳細は後日発表されるとのこと。