「トキめき鉄道」営業開始日の始発が区間運休

　

　ＪＲから並行在来線の経営を引き継いだ第３セクター「えちごトキめき鉄道」（新潟県上越市）も１４日、北陸新幹線の開業と同時に営業を開始したが、営業開始日の始発列車が、電線の凍結で十分な電力を得られないまま出発し、区間運休となるトラブルがあった。

　　同社によると、区間運休したのは、午前５時１６分直江津駅発の上り列車と、折り返し運転する予定だった午前６時１７分妙高高原駅発の下り列車の計２本（いずれも２両編成）。上り列車が二本木駅までしか到達できず、同駅から妙高高原駅までが運休した。

　　上り列車の乗客２０人は二本木駅で後続の列車に乗り換え、下り列車に乗る予定だった２人は、二本木駅まで同社が用意したタクシーで代替輸送されたという。

　　同社が引き継いだ在来線は、信越線の直江津―妙高高原間（妙高はねうまライン）と、北陸線の直江津―市振間（日本海ひすいライン）の計９８・３キロ。