「古志の火まつり」で大槌の虎舞…復興も祈願

　

　日本最大とされる高さ２５メートル、直径１０メートルの「さいの神」が炎を上げる「古志の火まつり」が７日、新潟県長岡市の山古志地区で開かれた。

　　東日本大震災のがれき処理に同市が協力した縁で交流が続く岩手県大槌町の住民らも参加し、同町の伝統芸能「虎舞（とらまい）」も披露された。

　　さいの神を背にした雪のステージに、虎の頭をつけた踊り手が登場。太鼓、笛の拍子に合わせて勇壮に舞った。山古志に古くから伝わる「牛の角突き」も行われた。

　　さいの神には山古志と同町の新成人７人が火を付け、被災地の復興を祈願する花火も打ち上がった。虎舞や点火に参加した同町の会社員（２０）は「これまで支援をもらい、きょうも温かく迎えてくれた。今後も交流を続けていきたい」と笑顔で語った。