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わずか数日で激変!ハリル監督の驚くべき“手腕“に迫る!〈dot.〉

 わずか数日で激変!ハリル監督の驚くべき“手腕“に迫る!〈dot.〉

 ウズベキスタンを迎えてのJALチャレンジカップが3月31日、東京スタジアムで行われ、日本が5−1と圧勝した。開始6分の青山敏弘(広島)の鮮やかなボレーシュートで先制した日本は、後半に入ると岡崎慎司(マインツ)、柴崎岳(鹿島)、宇佐美貴史(G大阪)がカウンターから次々とゴールを決めた。さらに、試合終了間際の90分に川又堅碁(名古屋)がダメ押しの5点目を奪ってゴールラッシュを締めくくった。
 
  青山を始め宇佐美、川又もこれが代表初ゴール。1試合で初代表の選手が3人もゴールを決めたのは近年記憶にない。そして、ハリルホジッチ監督は、全選手を使うと公言した通り、スタメンでCB昌子源(鹿島)を90分間起用した。招集されたフィールドプレーヤーは全選手に出場機会が与えられたことになる。
 
  試合前日の記者会見で、ハリルホジッチ監督は「前回よりリスクを冒し、前からの守備をやりたい」と話していた。その言葉通り、前線の岡崎、本田圭佑(ACミラン)、乾貴士(フランクフルト)はプレスを掛けに行ったが、今野泰幸(G大阪)や青山、香川真司(ドルトムント)の中盤3人との連係がうまくいかず、
 チュニジア戦(3月27日)のように、ミドルサードでボールを奪えない。
 
  ただ、開始早々のゴールで楽になったのか、今野や青山、森重真人(FC東京)らが早めに1トップの岡崎やトップ下の香川にタテパスを入れてDF陣の背後を狙い、ウズベキスタンにプレッシャーを掛けた。両サイドDFの内田篤人(シャルケ)、酒井高徳(シュツットガルト)も思い切りのよい攻め上がりで攻撃に厚みを加える。選手全員の豊富な運動量はチュニジア戦と同様、対戦相手を圧倒していた。
 
  後半に入ると54分に青山、香川、乾と素早くつないで左サイドから崩すと、乾の切り返しはクリアされたが、こぼれ球を交代出場の太田宏介(FC東京)が絶妙なクロスを送る。そして、ファーサイドに走り込んでいた岡崎は、フリーでダイビングヘッドを決めた。
 
  さらに80分。相手FKのシュートをブロックすると、大迫勇也(ケルン)のクリアに柴崎が猛ダッシュして、飛び出してきたGKの頭越しに40メートルのロングシュート。そして、83分には大迫からのパスを受けた宇佐美がドリブルで3人を抜き去り、右足でシュートを決めた。川又の5点目は右CKからだが、これも宇佐美が左サイドから速い突破と技巧的なシュートで獲得したものだった。…

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