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プロゲーマーから釣りプロまで、ニッチな「プロ」の気になる年収は?
先日、「プロゲーマー」を養成する専門学校が誕生したことがニュースとなった。
プロゲーマーといえば、日刊大衆世代が真っ先に思い浮かべるのは高橋名人だろう。ファミコンの超絶テクニックを披露し、「16連射」でちびっ子の憧れだった高橋名人。だがブーム当時、高橋名人はゲームプレイで食っていたわけではなく、ハドソンの社員として給料をもらっているサラリーマンだった。
あれから30年、ゲームが上手ければ、それだけで稼げる時代が来たのだろうか?
はっきりいって、どうやって生計を立てているか全く想像もできないが、「好きなことで生きていく」のは誰しもが思い描く理想のカタチ。そこで今回は、プロゲーマーをはじめ、意外なジャンルで稼いでいる「プロ」たちの実態を調べてみた。
●プロゲーマー
海外では「FPS」と呼ばれる3D視点のシューティングゲームを中心に、すでにプロゲーマーと呼ばれる人たちが数多く存在する。ゲームの中で競い合うことを「eSports(イースポーツ)」といい、優勝賞金が1億円という大規模な大会も開催されているのだ。
日本で初めて誕生するプロゲーマーの養成課程でもこの「eSports」を目指すコースがメイン。ちなみに韓国では「子どもたちの将来なりたい職業ランキングの第2位がプロゲーマー」という調査結果もあるのだという。
日本ではまだ馴染みは薄いが、すでに世界的に有名な日本人プロゲーマーも誕生している。その1人が梅原大吾氏で、『ストリートファイター』シリーズなど、対戦格闘ゲームの界大会優勝回数のギネス記録を保持しているツワモノだ。その推定年収は2000万円以上とも噂されている。
海外の「eSports」プレイヤーたちの年収はもっとすごい。公開されている大会賞金の総額ランキングでは、トップ5は全員が中国人で1億円以上を稼いでいる。中国、韓国のプレイヤーが圧倒的に強く、ウクライナやアメリカ、スウェーデンも目に付く。年齢的には20代半ばの若者がほとんどだが、中には30代のプレイヤーもチラホラ。ランキング500位でも大会賞金だけで約600万円を獲得しているほか、スポンサー収入も見込めるので、若くして大金を稼ぎやすい職業といえる。
ただし、世界トップレベルとなるには並外れた動体視力と反射神経が求められ、さらにトップアスリート並みの鍛錬も必要なんだとか。どうしても若いプレイヤーのほうが強い傾向にあるので、年を取るとゲームプレイだけで稼ぐのはきつくなるかもしれない。…