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衆院・選挙制度調査会、議員定数削減で4党からヒアリング

 衆院・選挙制度調査会、議員定数削減で4党からヒアリング

 
  衆議院の「選挙制度調査会」は、議員定数の削減について、自民・民主・維新・公明の4党からヒアリングを行いました。しかし各党の考え方は隔たりが大きく、「定数削減」に向けた具体案が取りまとめられるかは、依然不透明な状況です。
  「調査会」には、各党の選挙制度に関する責任者が出席し、各党とも、現在の「小選挙区・比例代表並立制」は維持するとしながらも、主張は大きく異なりました。
 
  まず自民党は、「比例」の議席を「30削減」した上で、議席の一部を、第2位以下の政党に有利に配分する案を提示。
 
  民主党は、「小選挙区」を「15減らす」案を提示しました。
 
  維新の党は、「小選挙区」を「55議席」、「比例」を「84議席」減らし、全体で「3割削減」する案を提示しました。
 
  公明党は、自民党と合意している比例議席の「30削減」は「了承」しましたが、大量の「死票」が出て「民意の集約の偏り」が発生するのではないかと、「小選挙区」の「削減」も検討すべきと主張したということです。
 
  「方向性が微妙に違う、あるいは大きく違うという事。方向性と言っても重点の置き方と言ってもいいかもしれませんし。それから、特に削減論というのは、何を決め手と考えるかという事自体が、なかなか難しいものでございますので、取り扱いが大変難しい、そもそも難しいと考えております」(衆院選挙制度調査会 佐々木毅座長)
 
  「調査会」は、来月8日に他の各党からもヒアリングした上で、「調査会」としての考え方をまとめるということですが、各党考え方にかなりの開きがあり、今後の方向性は見通せない状況となっています。(25日20:34)

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