＜ギネス記録＞３７０人が「ムカデ滑走」で達成 青森・八戸

　前の人の腰に両手を当て、一列でスケートする「ムカデ滑走」の人数のギネス世界記録に挑戦するイベントが２８日、青森県八戸市であり、市民３７０人が１３分かけ４００メートルリンクを１周。新記録を達成した。
　
　　リンクの改修を前に実行委が企画。１人転んでも、手が離れても失格というルール。同市在住のプロ、坂頂（さかちょう）みなみさん（３０）を先頭に「右、左」と声をかけ合い、慎重に滑った。
　
　　２００８年にロシアで達成された２５２人を大きく上回る記録に、高橋一馬実行委員長は「歴史を刻んだ氷都（ひょうと）・八戸を、世界に発信しましょう」と氷も溶かしそうな熱意をみせた。【佐藤裕太】京都・嵐山と亀岡を結び、保津川渓谷沿い７．３キロを走る嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車に、初めてダルマストーブが取り付けられ、２８日の試乗会で披露された。
　
　　四季折々の渓谷美が楽しめ、３〜１２月の営業期間に約１００万人が乗車する人気列車。だが、電源の制約で車内にヒーターがなく、春先や冬場は乗客にカイロを配り寒さをしのいでもらっていた。
　
　　そこで石炭ストーブ４基を６００万円かけて導入し、ストーブで焼いたお餅をほおばる若者も。ポカポカした車内は、ダルマのようにまるーい雰囲気に。【松井豊】