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<大阪大>推薦・AO入試を全学部に拡大…17年度から
大阪大は3日、理系の一部学部で実施している推薦入試とアドミッション・オフィス(AO)入試(定員計約60人)を2017年度から全学部に広げ、19年度までに全入学定員の1割に当たる354人に増やすと発表した。学習意欲が高く、国際的に活躍できる学生を確保する狙い。
書類や面接などで選考する推薦・AO入試で、志願者の意欲や能力を多面的に評価する。福沢諭吉らを輩出し、阪大が源流と位置付ける幕末の私塾「適塾」にちなみ、「世界適塾入試」と名付けた。
出願要件は、医学部医学科がTOEFLiBT80点以上▽理学部が学会での発表者−−など、学部・学科で異なる。大学入試センター試験の結果や、高校の志願者評価書も評価対象となる。新方式導入に伴い、後期日程の募集は停止する。
記者会見した東島清副学長は、推薦・AO入試で入学して研究発表会などで活躍する学生は多いと説明し、「勉強はできるが意欲の低い学生が増えている。各大学とも人物を評価する入試を模索している」と話した。
文部科学省によると、国公立大の15年度入試では、推薦入試は157大学433学部、AO入試は71大学172学部であり、いずれも過去最多だった。阪大は02年度に推薦入試を導入し、15年度は基礎工、理、工の3学部で推薦・AO入試を行った。【吉田卓矢、斎藤広子】
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HN:
上原健二
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非公開
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