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乳児の頭たたき傷害容疑、熊本 父親を逮捕
熊本北署は10日、生後間もない次男に頭をたたくなどの暴行を加え、意識不明の重体にしたとして、傷害の疑いで熊本市の自称アルバイト太田歩容疑者(29)を逮捕した。
熊本北署によると、太田容疑者は「子供の夜泣きにいらいらした」と供述している。
逮捕容疑は昨年5月下旬~6月19日、自宅で当時生後1カ月の悠歩ちゃんの頭を平手で複数回たたいたり、体を揺さぶったりして、急性硬膜下血腫などの傷害を負わせた疑い。
熊本北署によると、太田容疑者と妻が昨年6月19日、「次男の顔色が悪い」と病院に連れて行った。病院は翌日、同署に通報した。悠歩ちゃんは現在も意識不明だという。
幼児ら3人はねられる=保育園前、1歳児が重傷―車の男、殺人未遂容疑で逮捕・函館
10日午前11時45分ごろ、北海道函館市富岡町の保育園「ピッコロ子ども倶楽部富岡園」前で、幼児らが車にはねられたと110番があった。道警函館中央署によると、同市の会社員男性(23)と長女(3)、長男(1)が病院に運ばれた。いずれも意識はあるが、長男は脳振とうを起こしており、入院して治療を受けている。父娘は軽傷という。
同署は、車を運転していた函館市神山の無職、中村孝容疑者(43)を殺人未遂容疑で逮捕した。「近所の人に嫌がらせをされ、いらいらしていた。誰でもいいからひいてやろうと思った」と供述しているという。
逮捕容疑は同市富岡町の歩道上で、歩行中の3人を軽自動車で背後からはね、殺害しようとした疑い。
同署によると、車は歩道に乗り上げ、ノーブレーキで3人に衝突。中村容疑者は車を降り、男性らに馬乗りで暴行を加えるなどした後に徒歩で逃走した。正午すぎ、現場から約600メートル先の路上で同署員らに取り押さえられた。
保育園の運営会社によると、「ドン」という音で40代の女性園長が様子を見に行ったところ、車を降りた同容疑者が2児に襲いかかろうとした。園長は2児をかくまった際、肩を殴られたという。
JR貨物幹部を収賄容疑で逮捕=カナデン課長から接待-工事参入で便宜・警視庁
カナデン本社が入るビル=10日午後8時25分、東京都港区
JR貨物(東京都渋谷区)の工事をめぐり、接待を受けた見返りに工事参入の便宜を図ったとして、警視庁捜査2課は10日、JR貨物事業開発本部開発部グループリーダーの富永英之容疑者(45)=品川区勝島=をJR会社法違反(収賄)容疑で、電気機器販売会社「カナデン」(港区)の営業担当課長、三枝裕祐容疑者(47)=大田区池上=を同法違反(贈賄)容疑で逮捕した。同課によると、いずれも容疑を認めている。
〔写真特集〕現金ざくざく! 脱税摘発
警視庁は同日、カナデン本社など数十カ所を家宅捜索した。
逮捕容疑は2012年6月中旬~14年8月上旬ごろ、JR貨物が管理する照明設備改修や建築工事で便宜を図った見返りとして、富永容疑者は三枝容疑者から計7回、風俗店で計約43万円相当の接待を受けた疑い。
便宜を図る対象となった工事は、JR貨物が12年12月~13年11月に発注した、貨物ターミナル駅(品川区)の物流施設倉庫の改築や新築工事。いずれも別の建設会社が元請けとなったが、空調・照明設備工事についてはカナデンが下請けに入った。カナデンはそれまで、JR貨物の下請け工事を受注したことはなかった。
大麻所持容疑で男逮捕=都内マンションで栽培か-警視庁
警視庁が大麻取締法違反容疑で逮捕した男が大麻草を栽培していたマンション一室(同庁提供)
マンション内で大麻を営利目的で所持したとして、警視庁組織犯罪対策5課などは10日までに、大麻取締法違反(営利目的所持)容疑で、会社員栗原一浩容疑者(47)=東京都練馬区石神井町=を現行犯逮捕した。
同課によると、栗原容疑者は自宅近くにマンションを借り、大麻草を栽培していた。部屋から大麻草とみられる苗木など71本や照明器具、肥料などを押収。同容疑者は容疑を認め「将来の生活が不安で、大麻を栽培して利益を得ようと思った。売るあてがあった」などと話しているという。実際に販売する前に摘発された。
九大医学部の歩み伝える歴史館が開館=福岡市〔地域〕
九州大学医学部キャンパス内に開館した「医学歴史館」=1日午後、福岡市東区
110年以上に及ぶ九州大学医学部の歩みを伝える「医学歴史館」が、福岡市東区の医学部キャンパス内に開館した。
歴史館は、医学部同窓会の寄付により設立。運営は大学と同窓会が共同で行う。創立時の解剖学講堂の外観が忠実に再現された館内には、過去に使用されていた人体標本や医療器具、カルテなどを中心に計63点の資料が展示されている。鉄筋2階建てで、1階では常設展示、2階では企画展示を行っていく予定。
一方、第2次世界大戦末期に、生体実験により米軍捕虜8人全員を死亡させた「生体解剖事件」についても、事件の概要と大学の対応を記載したパネルなど2点が展示された。今後は、関連資料のさらなる展示も検討するという。
同大の住本英樹医学部長は、「過去を冷静に見つめ直すことが、われわれを正しい道に導いてくれると考えている。医学・医療に携わる人はもちろん、それを目指そうとする学生・中高生、また、一般の方々にもぜひ見ていただきたい」と話す。
同大医学部は、1903年に京都帝国大学福岡医科大学として開学。これまでに1万3000人以上の卒業生を輩出している。