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“優待王”桐谷氏が「要注意銘柄」を指南 注目すべきは“バランス”

 “優待王”桐谷氏が「要注意銘柄」を指南 注目すべきは“バランス”

 株主優待生活ですっかりおなじみになった“桐谷さん”こと桐谷広人氏が先日、大阪で行われた個人投資家向けIRイベントで基調講演を行った。昨年から続く優待ブームの影響で、現在1100社以上が株主優待制度を導入。先月も20社以上が優待の新設や再開、臨時優待実施を発表するなど、勢いはまだまだ加速中だ。500社近くの優待付き銘柄を保有し、自身を「日本一の株主優待投資家」と自称する同氏は、「今は良い優待品を扱う銘柄が多い」としながらも、気を付けなければいけない“要注意優待”の特長を挙げた。
 
 “株主優待”桐谷氏、“年収2億”ウルフ村田氏の衰退を断言「今後は必ず失敗する」 (15年02月28日)
 
  桐谷氏が注目する点は「業績と優待内容のバランス」。持ち帰り寿司の小僧寿しを例に挙げ、当初1万円分の食事券(ジェフグルメカード)を優待品として提供したことに「経営状況に対して、優待が良すぎた」と回顧。小僧寿しはその後、食事券を4000円分に下げ、さらに廃止や再開をくり返している。
 
  このように業績不調や無配にもかかわらず、優待内容だけが過剰に良い場合は「要注意」と指南。実際に優待を気に入って投資をしたものの、「優待が長続きしないことが多かった」とし、似たような手法の企業でも優待品の内容変更や改悪・廃止の可能性があるとした。また、集まった投資家に対しては、四季報や“優待ブロガー”と呼ばれる投資家たちのブログチェック、ネット証券の積極的な活用を呼びかけていた。

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