“有事の岡ちゃん”３度目登板推す声も「代表監督はやらない」

　

　　日本代表のハビエル・アギーレ監督（５６）の解任を受け、日本協会は３日、技術委員会を開き後任探しに本格着手した。

　　関係者によれば、日本協会幹部の中には２度のＷ杯で日本を率いた岡田武史氏（５８）の３度目の登板を推す声が根強くある。過去２大会とも前監督の退任を受けて急きょ就任した。現在は四国リーグのＦＣ今治のオーナーに就任。昨年１２月のイベントの席では「代表監督は二度とやらないといった仕事」と再々登板の意思がないことを強調していた。

　

　岡田　武史（おかだ・たけし）

　　１９５６（昭和３１）年８月２５日生まれ、５８歳。大阪市出身。早大から古河電工（現Ｊ２千葉）入り。現役時代はＤＦで日本代表でもプレー。代表コーチだった９７年に加茂周監督の解任で監督に昇格し、日本をＷ杯初出場に導いた。Ｊ１横浜Ｍで２００３年からリーグ２連覇。０７年、病に倒れたオシム監督の後任として再び日本代表を指揮。１０年南アＷ杯で１６強に導いた。１２年から中国・杭州緑城の監督を２季務め、１３年に退任した。