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あなたにとっての「良い銘柄」診断します 5分でできる「経済ニュース、これどっちが先?」クイズ
「良い銘柄(投資方法)があったら教えて!」という会話をよく耳にしますが、「良い銘柄」「良い投資方法」は、人によって異なります。そこで今回は、あなたにピッタリの「良い銘柄」診断を考えてみました。
■靴磨き少年の逸話から「良い銘柄」の条件を探る
1929年10月24日(木曜日)に、大恐慌の始まりとなる米国株の最初の大暴落がありました。その少し前にあった、ジョセフ・P・ケネディ氏(第5代米国大統領ジョン・F・ケネディの父親)と靴磨きの少年の逸話は広く知られています。
ケネディ氏はその時までに、株式投資で大儲けしていました。1928年冬のある日、オフィスに向かう途中で、靴磨きの少年に靴を磨いてもらいました。靴を磨き終わった後、その少年はケネディ氏に向かって「おじさん、◯△株を買いなよ」と言ったそうです。それを聞いて彼は「こんな少年までが株の儲け話をするなら、この後に株を買う人はいないから株式は暴落する!」と考え、すべての株式を売り払って難を逃れたとのことです。
この逸話は、ウォール街の大暴落が始まる9~10ヶ月ほども前のことなので、靴磨きの少年もその稼ぎの中から◯△株に投資して利益が出ていたのかもしれません。そうではなく、氏を喜ばせようと思って、他の常連客の世間話の受け売りしただけだったのかもしれません。
ただ、仮に靴磨きの少年が◯△株に投資していたとしたら、ウォール街の大暴落の前は彼にとっての「儲かる良い銘柄」だったものが、暴落後は「悲惨な結果となった無謀な投資」となってしまったことでしょう。一方、ケネディ氏は、暴落前に全ての保有株を売り払ったので、ほとんど全ての銘柄が彼にとって「良い銘柄」になっていたはずです。
つまり、同一の株式であっても安く買って高値で上手に売り抜ければ「良い銘柄」ですし、高値掴みをしてしまったり、売り時を逃して暴落に巻き込まれてしまったりすれば、“最悪の投資”となります。百人百様の条件によって、それぞれに合った「良い銘柄」は変わってくるのです。
■超簡易版:あなたにピッタリの「良い銘柄」を診断します
本来は、きっちり個人の属性を見て投資対象を絞り込んでいく必要があります。経済・金融に関する知識、保有資産、金融資産の割合、投資経験、現在の所得・消費、年齢、リスク許容度、個人の性格、健康状態など様々な項目によって、その方にあった「良い銘柄」は変わります。
とはいえ、最初の「経済・金融に関する知識」でかなり選択肢が決まってしまうという面もあります。…