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ドル121円前半、FOMC前に様子見ムード
[東京 18日 ロイター] – 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べわずかにドル安/円高の121円前半だった。外為市場では米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見ムードが出ており、ドル/円は小動きに終始した。
ドル/円は朝方から121.26─121.37円の限られたレンジでの取引となった。FOMCを前にした様子見ムードからフローは乏しかったという。「ドルを買いたい輸入企業はあるが、もう少し安い水準で仕込みたいと考え、身動きができないでいるようだ」(国内金融機関)との指摘があった。ユーロ/ドル、ユーロ/円も、FOMCを前にした持ち高調整主体の小動きとなった。
FOMCでは利上げへの地ならしが進められて金利上昇・ドル高というのが基本シナリオとみられている。仮にFOMCで利上げ期待が後退してドル売りが先行しても、ドル/円は120円後半にかけて多くの買い注文が控えており、底堅さが意識されている。「120円半ばまで下落するようなら押し目買いの好機」(国内金融機関)との指摘があった。
ユーロ/ドルは、12年ぶり安値の1.04ドル半ばから持ち直してきている。先週1.04ドル台に沈んだ後、1.05ドルを回復してからは、弱含んでも1.05ドルちょうど付近で2回程度跳ね返されており、サポートとして意識されてきているという。
ただ、「ギリシャ問題が片付いておらず、ショートカバーの域を出ていない」(国内金融機関)と慎重な見方が出ている。まだショートカバーで上昇するのか、先安観から売られるのか、見極めは難しいというが、「FOMCで米金利が上昇しドル買いが強まれば、1.04ドル台に大台が変わる可能性がある」(別の国内金融機関)との見方も聞かれた。
FOMCがドル売りイベントとなった場合、ユーロ/ドルは売りポジションが積み上がっているだけに「強烈なショートカバーが出そうだ」(別の国内金融機関)とみられている。ユーロは先安観から、足元では買いからは入りにくいとされるが、「もうけ幅狙いなら、買ってFOMCを待つという手も面白いかもしれない」(同)との声も出ていた。
<貿易赤字は4─6月にゼロに接近との見方も>
財務省が朝方に発表した2月貿易統計速報によると、貿易収支(原数値)は4246億円の赤字となり、32カ月連続の赤字だった。前年比では赤字幅が半減し、ロイターがまとめた市場予測の中央値1兆0507億円の赤字を下回ったが、季節調整値では6388億円の赤字で、前月比54.9%増だった。ニッセイ基礎研究所のシニアエコノミスト、上野剛志氏は、1─2月の統計は中国などでの旧正月の日程のずれの影響が出やすく、トレンドが見出しにくいと指摘している。 続く…
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