フランクフルト、乾の契約延長オプション行使が確実か

　

　　フランクフルトのブルーノ・ヒューブナーＳＤ（スポーツディレクター）は、今シーズン末で満了となる日本代表ＭＦ乾貴士との契約に延長オプションが盛り込まれていることを明らかにした。地元メディアはオプションが行使されるのは確実だと見ている。

　　昨シーズンのアーミン・フェー前監督の下ではベンチ降格を強いられた乾だが、今季はポジションを奪回。トーマス・シャーフ監督はシーズン序盤には乾をトップ下で試し、その後は左サイドハーフでスタメン起用している。しかし、クラブとの契約は今季末で満了するため、去就が気になり始める時期に差し掛かっていた。

　　だがヒューブナーＳＤはドイツ『フランクフルター・ルンドシャウ』に、「この関係を続けるためのオプションがある」と乾の契約に延長オプションが盛り込まれていることを明かした。同メディアは、クラブがそのオプション条項を「確実に行使するだろう」と伝えている。

　　チームはアブダビでのトレーニングキャンプを終え、２１日にドイツに帰国。アジアカップ出場のため合宿に不参加となった乾とＭＦ長谷部誠については、クラブは早期の合流を期待はしていないようだ。ヒューブナーＳＤは「我々は、日本がファイナルまで勝ち上がると考えている」とコメントした。

　　フランクフルトはブンデスリーガ第１８節ではフライブルクと対戦し、その３日後にはウォルフスブルクをホームに迎える。『フランクフルター・ルンドシャウ』は、日本がアジアカップ決勝に進出した場合、２人の日本代表選手がリーグ戦に復帰するのは第２０節アウクスブルク戦（２月８日）になると見ているようだ。(Goal.com)