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マラソンの記録更新で億万長者に 日本新なら1億円、ドバイは賞金約1億5,000万円
決してお金が全てではないが、努力にはそれなりの報いがあってしかりだ。それは日本でも人気のスポーツ、マラソンも例外ではない。
かつて日本は、42.195キロのドラマであるマラソンにおいて主役級の存在だった時代もあった。しかし昨今は、男子の世界記録は2時間2分台へ突入したのに対して、日本記録は2時間6分の壁が破れない。そこで日本でも、まずは日本記録の更新をと、世界では常識となったご褒美・お金の支給が決まった。日本実業団陸上競技連合(東京都世田谷区)は、記録を更新した選手と指導者に、それぞれ1億円と5,000万円を贈ることを決め、近く正式発表される。
もちろんお金のために走るわけではないが、やる気という点では、やはりお金の存在は大きいのも事実だ。最近は、マラソン大会自体の在り方も様変わりしており、高額な賞金をかけての記録更新を争うものとなった。これが世界と日本の記録が、4分近くもの差になった一因でもあるようだ。ではマラソン大会は昔と比べて、どう変わったのか。
例えば、2006年からは世界5大都市(ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク)のマラソン大会が連携して「ワールド・マラソンメジャーズ」が展開されている。これは5大会、五輪、世界選手権での2年間の成績をポイント化し、優勝者は50万ドル(約6,000万円)の賞金を受け取ることができるものだ。ワールド・マラソンメジャーズは、年を追うごとに活況を呈する。2012年からは、東京マラソンも加わり世界6大都市に、また2014年にはアメリカの医薬品メーカーであるアボット・ラボラトリーズをスポンサーに迎え、名称も「アボット・ワールド・マラソンメジャーズ」となった。なお各6大会にも、それぞれに賞金が用意されている。先日の東京マラソンなら優勝賞金は800万円。こちらも、なかなか魅力的な金額だ。
単独の大会で、大盤振る舞いといえば、2000年から始まった「ドバイマラソン」だろう。アラブ首長国連邦(UAE)を舞台に毎年1月、今年も1月23日に開催された。さて同大会、1位でゴールに駆け込めば、その優勝賞金は25万ドル(約3,000万円)。そしてタイムが世界新記録ならプラス100万ドル(約1億2,100万円)となる。このドバイマラソンは高額賞金に加え、起伏が少ないコースで、記録更新に好条件が揃っている。ちなみに今年の男子の優勝タイムは2時間5分28秒で、日本記録に48秒差と日本人選手も狙えそうなタイムだ。
花の命と同様に、選手が最高のコンディションを維持できる時間も、長くはない。記録更新、ひいてはモチベーションアップのために。お金をいかに上手に活用するか。このあたりがマラソンを含め、スポーツにおける記録更新のカギとなるのかもしれない。
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