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落ち込むモーターサイクル市場…世界的には「中排気量」に光あり?
二輪車離れ、という言葉を聞いて久しい今日このごろだが、実のところ生産数は上向きになっているという。まさか……という思いで調べてみると、日本国内におけるモーターサイクルの生産台数は2013年で底を打ち、2014年に入ると増加に転じた。
70年代、80年代のバイクブーム時は各社から様々な車種がリリースされ、百花繚乱な様相を呈していたが、現在はモデル数も限られている。いったいどのような需要があるのか。その答えは“世界”にあった。
■ アジアを中心に世界で広がるバイク需要
世界的にみると、ここ数年モーターサイクルの生産台数は年々増え続けている。それにともない電動工具および自動車部品メーカーのボッシュは、“二輪車市場におけるリーディングサプライヤー”を目指すべく、モーターサイクル・パワースポーツ事業部門を新設した。
プレスリリースによれば、2021年までに世界的なモーターサイクルの生産台数は現在の約1.3倍にあたる年間1億6,000万台を超えるとの予測がされているという。そして主力となるのは、アジアの多くの地域で広く愛用されている排気量250cc以下のモデルだという。
■ BMWやハーレーも小・中排気量に着手
日本国内におけるモーターサイクルというと大排気量、そしてインポートモデルに注目が集まる。そのなかでもBMWモトラッドとハーレーダビッドソンの存在感は大きい。むしろ彼らこそが大排気量のムーブメントを牽引してきたといっても過言ではないだろう。
そんなBMWモトラッドは、インドのモーターサイクルメーカーTVSモーターとタッグを組み、排気量300ccのストリートバイクの開発に乗り出している。そしてハーレーダビッドソンも『Street500』というペットネームを持つモデルをリリースしている(日本国内では750cc版が販売されている)。
他社に目を向けても、ヤマハ発動機の『マジェスティS(150cc)』、カワサキモータースの『Ninja250』、KTM(オーストラリア)の『DUKE125/200/390』などのモデルの注目度が高い。メディアにおいては大排気量なモーターサイクルのセカンドバイクとして扱われているが、世界的にみればこれらの中排気量モデルこそ、もっとも注目される存在になっているようだ。
さらにバッテリー技術の進化からきた電動モーターサイクルというカテゴリの躍進にも期待できる。パーソナルモビリティとしてのモーターサイクルは、今後のモータリゼーションにおいて重要なポジションを担っていくのかもしれない。
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