国学院久我山・花房が同点弾＆ＰＫ戦決着弾！

　

　　全国高校選手権第３日（２日、国学院久我山１－１日章学園＝ＰＫ５－４、駒沢）決めれば勝ち上がれるＰＫ戦の５人目。国学院久我山はＤＦ花房稔（３年）がゴール中央に蹴り込み、歓喜の疾走だ。

　　「ど真ん中に蹴ってやろうと思っていました。決まった瞬間は、うれしかった」

　　会心の一撃に、花房の口元は自然と緩くなった。活躍はＰＫ戦だけではない。０－１の後半３４分に、左ＣＫに合わせる同点ヘッド弾を決めた。身長１メートル７７はセンターバックとしては大きくないが、垂直跳び７３センチは、高校生平均の６２センチを大幅に上回るバネの持ち主。東京都大会４試合と全国１回戦の５試合続けていた無失点は止まったものの、守備の要として相手を１点に封じた。

　　「先を見据えたら駄目だと思うので、一戦一戦を頑張りたい」と花房。創部５０年目の節目に、３大会ぶりの３回戦進出。『東京の雄』の進撃が続く。　（稲垣博昭）

　

　花房　稔（はなふさ・みのる）

　　１９９６（平成８）年７月３０日生まれ、１８歳。東京都出身。小１でサッカーを始め、小柳まむし坂ＳＣから横河武蔵野ＦＣジュニアユースを経て国学院久我山高に入学。目標の選手はブラジル代表ＤＦダビドルイス。家族は両親と兄。１メートル７７、７１キロ。

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