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NZ貿易相に現実的提案を期待、TPP交渉進展が重要=甘利氏
[東京 24日 ロイター] – 甘利明TPP担当相は24日、閣議後の会見で、ニュージーランドのキー首相に同行して来日するグローサー貿易相との会談について、会うとすれば環太平洋連携協定(TPP)交渉の進展が重要であり、現実的な提案を期待すると述べた。
キー首相は24日から来日し、同日午後には安倍首相との首脳会談が予定されている。甘利担当相は、TPP交渉のカウンターパートであるグローサー貿易相との会談は現時点で未定としたうえで、「お会いする以上は、確実に進展があるということが大事だ。ニュージーランド側から、現実に即した改善提案を期待したい」と述べた。
ニュージーランドはこれまでのTPP交渉で関税の原則自由化を主張しており、農産物の重要5品目の関税を守りたい日本とは意見が分かれている。
「現実に即した改善提案」について同担当相は「ニュージーランド側の関心が高いのは、乳製品。日本は(5品目の聖域を確保するとした)衆参農水委員会での決議があり、できることとできないことがある。とてもできない対応をされても、歩み寄ることはできない」と述べた。
TPP参加12カ国の全体交渉の進展については「いよいよ終盤に向かった。交渉を閉じる局面に入りつつある現状を認識して提案をしていただくことを期待している」とした。
菅義偉官房長官も同日の会見で、「TPPは最終段階にきていると、政府として認識している。相手国の事情もあるので、日米でしっかりした方向性を見出すことは極めて重要だと考えている」と述べた。
(宮崎亜巳)
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