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[注目トピックス 市況・概況]欧米為替見通し:ギリシャ首相の秋波、欧州の拒絶
*17:07JST 欧米為替見通し:ギリシャ首相の秋波、欧州の拒絶
本日9日の欧米市場のドル・円は、ユーロ圏財務相会合と米国2月の労働市場情勢指数(LMCI)に注目する展開となる。
本日から欧州中央銀行(ECB)の「公的部門証券買入プログラム」が始まり、買取下限金利が中銀預金金利の-0.20%に設定されたことで、ユーロ圏の国債金利が-0.20%付近に収斂し、ユーロ・キャリートレードに弾みがつく可能性が高まりつつある。
ツィプラス・ギリシャ首相は、欧州を愛しておりユーロ圏からの離脱を望んでいない、と述べ、財政赤字を補填するため財務省証券の発行を要請しており、欧州中央銀行に対し、反対すれば重大な責任を負うことになると警告したが、ドラギ欧州中銀総裁は、リスボン条約での財政ファイナンス禁止条項を盾にして拒絶した。
ダイセルブルーム・ユーログループ議長は、ギリシャが提出した経済改革リストは完全にはほど遠い内容であり3月中の支援実行はない、と突き放した。
ツィプラス・ギリシャ首相は、ギリシャ救援プログラムの残金約72億ユーロの支援実施を求めており、今週末13日に約20億ユーロの返済期限を迎えることで、本日のユーロ圏財務相会合での資金繰り協議に注目することになる。
米国2月の労働市場情勢指数では、2月の失業率や非農業部門雇用者数は改善していたものの、平均時給や労働参加率は悪化していたことで、1月の4.9から悪化する可能性も警戒されている。
【今日の欧米市場の予定】
18:30 欧・3月センテッィクス投資家信頼感指数(予想:15.0、2月12.4)
23:00 米・2月労働市場情勢指数(1月:4.9)
02:05 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁が講演
03:25 メスター米クリーブランド連銀総裁が講演
ユーロ圏財務相会合
《KO》