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[注目トピックス 日本株]三機工業 Research Memo(6):増収により良好に推移
*16:51JST 三機工業 Research Memo(6):増収により良好に推移
■業績動向
(1)2015年3月期の第3四半期の業績概要
●損益状況
三機工業<1961>の2015年3月期の第3四半期(2014年4月-12月)の業績は、売上高122,653百万円(前年同期比13.3%増)、売上総利益9,678百万円(同4.2%増)、営業損益は1,504百万円の損失(前年同期は1,986百万円の損失)、経常損益は713百万円の損失(前年同期は1,552百万円の損失)、四半期純損益は207百万円の損失(前年同期は924百万円の損失)となった。また受注工事高は137,172百万円(前年同期比12.2%増)、繰越工事高は122,738百万円(同2.1%減)である。
売上総利益率は7.9%(前年同期8.6%)へ低下した。前年同期比では利益率が低下しているが、主たる要因は、受注当時に比べて労務費や材料費が高騰してきたことから一部で不採算工事が発生、これに対する工事損失引当金を上半期に669百万円積み増したことによる(前年同期は223百万円の繰戻し)。この結果、第2四半期末の工事損失引当金残高は1,236百万円(前年同期577百万円)まで増加したが、第3四半期の期末残高は989百万円(前年同期600百万円)へ減少した。この結果、第3四半期累計の売上総利益率は上半期の6.5%から7.9%へ改善している。さらに販管費を前年同期比0.8%減に抑制したことから、営業損失は前年同期に比べて縮小した。
セグメント別売上高及び利益は下表のとおり。
また各事業別の受注状況は以下のようであった。
建築設備の受注高は118,689百万円(前年同期比14.7%増)であったが、スマートビルソリューションを除いて全分野ともに好調に推移したと言える。ビル空調衛生の受注高は前年上半期に比較的大型案件があったものの前年同期比7.4%増の57,864百万円となった。産業空調は34,485百万円(同20.5%増)と堅調に推移した。一方で電気は上半期に大型案件を獲得したことなどもあり19,218百万円(同39.2%増)となった。また金額の絶対的な水準が低いので全体への影響こそ小さいが、スマートビルソリューションの受注高は2,474百万円(同24.8%減)、ファシリティシステムは4,646百万円(同18.4%増)であった。
建築設備以外では、機械システムが4,492百万円(同35.2%減)と当初の見込みをやや下回ったが、これは前年同期に比べて大型案件がなかったことによる。…