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【五輪】東京五輪採用目指しアピール 空手2団体「一致団結」の本気度
当事者は歴史的な雪解けというのだが……。
16日、20年東京五輪での追加種目採用を目指す全日本空手道連盟(全空連)は、
長らく絶縁状態が続いていた国際空手道連盟極真会館と友好団体結成の覚書を交わした。
互いに垣根を越えて協力体制を敷き、東京五輪での空手競技の実施を目指すという。
会見した全空連の笹川尭会長は「今後はそれぞれの団体を尊重しながらやっていく。
(極真側に)五輪を目指す選手がいれば、友好団体として指導者も派遣する」と全面的な支援を打ち出した。
極真会館の松井章圭館長は「これを機に空手の社会的地位の向上を図り、一致団結してやっていきたい」と話した。
これまで空手は五輪の実施競技の候補に挙がりながら、国際オリンピック委員会(IOC)に流派分裂が問題点のひとつとされ、
落選してきた経緯がある。
今回の友好関係構築は、IOCなどに協調姿勢をアピールする狙いがあるのだが、これで両団体が「団結」したとは言い難い。
■IOCの採用はまだ不透明
笹川会長によれば、あくまでもルールは、全空連を国内競技団体として承認している世界空手道連盟(WKF)が定めたものを採用し、
互いの段位を無条件で認めないなどの制約もある。追加種目への採用活動には協力していくものの、
互いに「内政干渉」はしないなど、一定の距離を置いている。
笹川会長は「どこの団体(会派)も歓迎する」と開かれた組織をアピールしたが、
他の会派の選手が五輪出場を目指す場合は全空連に従わなければならない。
そもそも、ポイント制の「寸止め空手」の全空連と直接打撃制の「フルコンタクト」の極真ではルールはまったく異なる。
当事者である松井館長ですら「まるで違う競技」と認めているほどだ。
あくまでも五輪種目に採用されるために、「違う競技」同士が表向きに手を取り合ったに過ぎない。
20年五輪の追加種目選定を巡っては「野球・ソフトボール」とともに空手の採用が有力視されているようだが、
表面的に結束しただけでIOCがOKを出すかは甚だ疑問だ。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/159081
2015年4月18日
http://static.nikkan-gendai.com/img/article/000/159/081/24b6ed8c613bcb24002105a13a3a2b2520150417114023191.jpg
全空連の笹川尭会長(左)と極真会館の松井章圭館長が握手