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「日本製炊飯器と温水洗浄便座が大人気」だが、うかうかしていられない 追い上げる中国メーカー
春節で金持ちの中国人観光客が、日本のモノを「爆買い」して本国に戻っていったことが日本のテレビや新聞、Webメディアを騒がせた。今年は円安の影響もあり、多くの中国人が日本にやってきていたようだ。合計数十万円、時には100万円を超す買い物をした訪日客が報道ではフォーカスされたが、筆者自身そこまで金持ちの人には会ったことがなく、取材では羽振りの良さが特に目立つ人にフォーカスを当てたのだろう。【山谷剛史】
ご存知の通り、中国人観光客には化粧品や、炊飯器、温水洗浄便座といった白物家電のほか、デジタル一眼レフカメラとそのレンズが人気だった。化粧品や、中国への転売が話題となる紙おむつや粉ミルクは、中国製が安全面で不安なのに対し、日本製は安心できるというので訪日客が買い求めている。
デジタル一眼レフカメラは、中国よりも安く購入できることから人気だ。中国でスマートフォンが広く普及しており、コンパクトデジカメはユーザーがいるとはいえ、ニーズはなくなってきている。かつては日本でコンパクトデジカメを買う人もいたが、風向きは変わった。もう忘れられた話かもしれないが、中国で「ガラケー」(従来型携帯電話)の人気があり、シャープやNEC製の携帯電話が中国に転売され、高所得者層に使われていたころもあった(現在は人気はほぼないが)。
一方、日本のPCやスマートフォンが訪日中国人に売れるという話は聞いたことがない。中国ではごく一部の店舗で日本のPCやスマホを扱うものの、ニッチな存在であり、ニーズはほとんどない。
●白物は人気だが、スマホやPCは売れない日本製
なぜ訪日中国人に日本の白物家電は売れて、デジタル家電はデジタル一眼レフカメラを除いて売れないのだろうか。「言語が違うから」とか「値段が高い」といった理由が挙げられるが、これらの行動の根っこを紹介することで解いていきたい。ヒントはスマートフォンがブレイクした新進気鋭のメーカー「小米」(Xiaomi)だと書いておこう。
PCはLenovo(聯想)製が人気だ。特にGPUが別付けで搭載され、スピーカーも強化した「IdeaPad Y」という機種が長い間トップに君臨した。ゲームもできて映像も見られると好評だったのだ。一時期東芝の「Qosmio」も販売されてはいたが、Lenovoは安い上に、圧倒的に露出が多かった。各媒体にはLenovoの製品紹介記事ばかりが掲載されていたし、家電量販店や電脳街でも販売されていたのは同社の製品ばかりだった。…