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シャープ、太陽電池からも充電可能な小型リチウムイオン蓄電池を発表
シャープは8月9日、重さ約16kgのポータブルリチウムイオン蓄電池「JH-AB03」を発表した。月産3000台で2012年9月6日より販売を開始する予定。
同製品は、家電機器の電源プラグを接続しておくことで、平常時は電力会社から供給される電力を充電しながらそのまま出力し、停電時に自動で電池からの電力供給に切り替わって電力の供給が可能(ただし、切り替えタイミングは約0.05秒の瞬断が発生するためUPS用途としては使用できない)。
また、こうした家庭などのコンセントからの充電に加え、同製品の電源プラグを住宅用太陽光発電システムの自立運転コンセントに差し込み、住宅用太陽光発電システムを自立運転モードに切り替えることで、住宅用太陽光発電システムからの充電も可能となり、停電時などでも電力の供給が可能になり、満充電時では例えば600Lクラスの冷蔵庫なら約3時間半、電気毛布なら約5時間半使用できるほか、ポータブルテレビなら約30時間、工事現場での仮設信号機なら約7時間半使用できるという。
使用しているバッテリはリン酸鉄リチウムイオン(LiFePO4)500Whで、定格出力は300W、最大出力は400W(最大5秒間)となっている。出力ポートはAC100Vが3口のほか、USB(5V)が2口用意されている。また、満充電時間はAC100Vで約6時間、充放電寿命は2000サイクル(放電深度100%時)となっている。
なお、重量は約16kgながら、サイズは465mm×300mm×430mm(突起部は除く)でキャスターもついているため、持ち運ぶことも可能となっている。
シャープのポータブルリチウムイオン蓄電池「JH-AB03」