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韓国「起業ブーム」に立ちはだかる問題・・・「『韓国版シリコンバレー』の実現には時間がかかりそうだ」
中国メディアの中国新聞社はこのほど、韓国紙のコリア・ヘラルドの報道を引用し、韓国政府は青年の起業を後押し、“韓国版シリコンバレー”を作ろうとしていると報じた。
記事は、韓国では2010年ごろから起業ブームが起きており、会社を立ち上げる2-30代の青年が増えていると紹介。韓国ではこれまでサムスン電子や現代自動車といった大企業に就職することが一族にとっての栄誉と見なされてきたとしつつも、こうした流れに乗ることを選択しない若者が増えていると論じた。
一方で、ビジネス経験が浅い若者がアップルの創業者の1人であるスティーブ・ジョブズやアマゾンの創業者のジェフ・ベゾスのように成功するには欠けているものも多いとし、「韓国の起業家は資金的な問題のほか、韓国人の保守的な消費文化という問題に直面する」と指摘。
さらに、創業したての企業は如何にして韓国の名だたる大企業と競争し、利益を得るかを考える必要があるとする一方、朴槿恵(パク・クネ)大統領が提唱する「創造経済」という概念は「起業した青年らが直面する課題を排除、軽減するもの」と指摘。起業しやすい社会環境を構築し、長期的に見て、大財閥をはじめとする大企業に依存する経済モデルの変革につながると論じた。
続けて記事は、パク大統領が提唱する「創造経済」の1つの取り組みとして、「シード期」や「スタートアップ期」のベンチャー企業に資金を提供する政府主導の基金は一定の成功を収めていると紹介するも、起業家側からは「ベンチャー企業にとっては時間がもっとも大切なのに、基金の手続きは煩雑で時間がかかる」との不満があることを紹介した。
また記事は、起業向け資金を詐取することを目的に会社を立ち上げるケースが存在することや、大企業が創業したての企業からビジネスモデルを奪い取るケースもあることを紹介したうえで、「韓国版シリコンバレーの確立まではまだ時間がかかりそうだ」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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