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ADI、ブロードバンド通信向け直交復調器2製品を発表
Analog Devices(ADI)は、携帯電話インフラストラクチャやマイクロ波ポイントtoポイント無線をはじめとする、広範なブロードバンド通信向けに高いダイナミックレンジと高集積を特長とした直交復調器「ADRF6806」および「ADRF6807」を発表した。
ADRF6806は50MHz~525MHzのRF入力周波数範囲で、ADRF6807は700MHz~1050MHzの範囲で動作する製品。2製品とも直交IQ復調器に、高性能のPLL、低位相ノイズVCO(電圧制御発振器)、およびロー・ドロップアウト・レギュレータを内蔵している。
また、3つのRF機能を1デバイスに統合しているため、設計の簡素化と、ボード・スペースおよび部材費の削減を可能とする。
さらに高性能ミキサー・コアの採用により、+26.7dBmのIIP3および+12.8dBmのIP1dB特性を実現すると共に、優れたダイナミック・レンジを提供する低出力ノイズフロアを実現している。フラクショナルNの PLLシンセサイザ、LO周波数の分周設定、そして低消費電力モードなどの制御はSPIポートより実行するほか、内部で生成したLO信号はLOポートから出力する事が可能。このLOポートを介することで外部のLO信号を用いることも可能だ。
なお、2製品ともに同社の最新のSiGe BiCMOSプロセスで設計されており、6mm×6mm LFCSPパッケージですでに量産出荷を開始している。価格は1000個受注時で2製品ともに9.98ドル(米国での販売価格)となっている。
ADIの直交復調器「ADRF6806」および「ADRF6807のイメージ