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POS端末専用のWindows OS「WEPOS」搭載機が日本に登場 (1) 流通・サービス業向けに特化したOS「Windows Embedded for Point of Service」
スーパーマーケットやコンビニエンスストアといった小売店などで見かけるPOS(Point of Sales)レジ端末や、キオスク端末。これらの端末には、Microsoftの組み込み機器向けOSである「Windows XP Embedded」や「Windows CE」などが使われているものも数多くあり、高いシェアを占めている。あるPOS端末の開発者によると「Windowsを使うと、ネットワークやUSBが簡単に使えるうえに、GUIの開発が楽。多少ではあるが、OSとして不安定な部分もあるが、ミドルウェアを使えば解消できるので、問題にはならない」という。
Microsoftでは2005年に、こういったPOS端末やキオスク端末、ATMなどの流通およびサービス業向けに特化したOS「Windows Embedded for Point of Service」(以下、WEPOS)をリリースしており、米国などではすでにWEPOSを搭載した機器が導入されている。
Windows XP Embeddedは、パソコン向けに開発されたWindows XPの各機能をコンポーネントとして分割したもの。開発者は、開発するシステムに合わせてこれらのコンポーネントを選び、組み合わせて使う。また、Windows CEはWindows XPベースではなく、各コンポーネントは専用に開発されており、Windows XP Embeddedよりも小規模な機器などで使用されることが多い。
WEPOSはWindows XP Embeddedと同様にWindows XPベースであるものの、POSに特化した機能のみでできている。フットプリントは、WEPOS単体では280Mバイト程度とWindows XP Embeddedよりも小さい。日本においても、このWEPOSを搭載したPOSシステムがカメラのキタムラの一部店舗で導入され始めており、今後はほかの小売店でも導入が見込まれている。
カメラのキタムラに導入されたWEPOS搭載POSレジ端末と同型のもの – シャープとソリマチ技研が開発(流通情報システムに関する展示会「RETAILTECH JAPAN 2007」にて展示)
このWEPOSとはどういったOSなのか、米MicrosoftのMobile and Embedded Device GroupのGroup Project ManagerであるJason Demeny氏に話を聞いた。