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ST、HD STB用プラットフォームにAdobe AIRを移植
双方向型HD STB向け第3世代SoC「STi7108」にAdobe AIR 2.5を移植
STMicroelectronicsは、同社の双方向型HD STB向け第3世代SoC「STi7108」をベースとしたプラットフォームに、「Adobe AIR 2.5」を移植し、Adobeより認定を受けたことを発表した。
また、Adobe AIRに加え、Digital Home用Adobe Flash技術を低・中価格のHDTVを対象としたデコーダIC「STi7105」をベースとしたSTBプラットフォームに移植することにも成功したことも併せて発表した。
同STi7108ベースのリファレンス設計について、同社では、ユーザがAdobeソフトウェア・ツールを使用することで、ActionScript 3ベースのTV向けアプリケーションを各種プラットフォーム上に最小の開発コストで構築することが可能となるとしている。また、最大1080pのHDオーディオ/ビデオを提供できるため、サービス事業者は、Dolby AACオーディオやH.264ビデオなどのの標準コーデックを使用し、HDストリーミング・サービスを提供できるようになるともしている。
STi7108は、デュアルCPUホスト・プロセッサおよび256KBのL2キャッシュを内蔵しており、最大3000DMIPSの性能を発揮することが可能かSoC。また、GPUとしてARM Mali-400を内蔵しており、これにより3D EPG(Electronic Program Guide)などの活用が可能となってほか、H.264、MVC、MPEG-2、VC-1、WMV9インターネット・ビデオおよびMPEG-4 part 2などのフォーマットに基づいたビデオのデコードが可能だ。最大解像度は1080p 50/60で、1080i/720pのピクチャ・イン・ピクチャまたはモザイク・フォーマットを同時に処理できるほか、1066MHzの32/16bitデュアルLMI DDR2/DDR3に対応するメモリ・インタフェース・オプションも備えている。
最大6本のトランスポート・ストリームへの入力に対応するほか、HDCPコピー・プロテクションを備えたHDMI 1.4を通して、最大解像度のHD 3DTVコンテンツの供給も可能。加えて、従来のCA技術と組み合わせることができるDRMもサポートしているほか、DLNA(Digital Living Network Alliance)仕様に準拠したコンテンツ共有をサポートしているため、次世代HDメディア・プレーヤおよびOTT(Over-The-Top)STBで使用することも可能となっている。
なお、すでにSTi7108をベースとしたSTB用リファレンス設計向けAdobe AIRは、評価および開発用として提供が開始されている。