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【エンタがビタミン♪】新潮社の名物編集者・中瀬ゆかり氏、“少年犯罪の実名報道”の批判に「野獣の何を守らなければいけないのか」

【エンタがビタミン♪】新潮社の名物編集者・中瀬ゆかり氏、“少年犯罪の実名報道”の批判に「野獣の何を守らなければいけないのか」

 『新潮45』の元編集長であり、現在は新潮社の出版部部長の中瀬ゆかり氏は、コメンテーターとしても活躍している。同社の『週刊新潮』が川崎中1殺害事件の主犯格とされる18歳少年の実名と顔写真を報道したことに対し、世間では賛否の議論が巻き起こっている。「少年法を尊重すべき」といった声もあるが、中瀬氏は出演した番組で激しく反論した。

3月5日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)“夕刊ベスト8”のコーナーで取り上げられた、“少年犯罪の実名・顔写真報道”に関する記事。木曜コメンテーターの中瀬ゆかり氏は、自分がもし『週刊新潮』の編集長であっても「出します」と断言する。

かつて彼女が編集長を務めていた『新潮45』は、1998年に起こった「堺市通り魔事件」で逮捕された当時19歳男性の実名と顔写真を記事に掲載した。“19歳と年齢は成人と変わらないのに、非常に残虐な殺傷事件の犯人が少年法で守られるのはおかしい”と、入念な取材を重ねた上での結論だった。だが今のようにネットに顔写真が出回る時代ではなかったので、世間に大きな衝撃を与えたという。その後『新潮45』の発行元である新潮社は、男性とその弁護団から名誉毀損の疑いで訴えられたが、高裁で新潮社側の勝訴が確定した。

今回の川崎中1殺害事件の主犯格とされる18歳少年には非行歴があり、過去には少年鑑別所に収容されていたとも伝えられている。だが少年は“鑑別所に入っても更生せず、世に放たれた”と考える中瀬氏は、「野獣のような行為をした男の何を守らなければいけないのか」と言葉に力を込めた。

“野獣に人権はない”。これは1989年に起きた女子高生コンクリート詰め殺人事件で逮捕された少年を実名で報じた、『週刊文春』当時の編集長の言葉である。少年法に対しては中瀬氏も、これと同じ考え方のようだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)

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