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【CNBLUEヨンファ】<徹底レポ>初単独ライブツアー・ファイナル! 日本武道館ワンマンも決定
いまやワールドツアーも行なう韓国出身の人気ロックバンド、CNBLUE(以下、CN)。そこではメイン・ボーカル&リーダーとしてバンドを牽引。また、俳優としても『オレのことスキでしょ。』『未来の選択』を始めとした人気ドラマを主役で牽引。その両サイドで人気を誇るジョン・ヨンファが3月28日、東京・国際フォーラムAにて自身初となる単独ライブツアー「JUNG YONG HWA 1st CONCERT in JAPAN“One Fine Day”」の追加公演を開催した。
CNBLUEヨンファの単独ライブの写真
同場所からスタートしたこの日本ツアーは、2月27日、韓国・ソウルを皮切りに日本、香港、中国、台湾など6か国8都市を巡るアジアツアーの一環として行なわれたもの。当日は、日本でもリリースされた1stソロ・アルバム『ある素敵な日~Japan Special Edition~』(3月4日発売)の楽曲を中心に、『I’m sorry』や『Can’t Stop』といったCNのライブでははずせない人気曲、さらにはヨンファが出演したドラマのオリジナル・サウンド・トラック『オレのことスキでしょ。』や、自身が影響を受けたバンド、OASIS、BON JOVIのカバーもコミカルなコスプレをしながら披露するなど、さまざまなパフォーマンスでヨンファの魅力をアピール。全17曲、2時間強にわたってファンを歓喜させた。さらに、ライブの最後にはファンの熱い要望に応えて5月6日に東京・日本武道館でヨンファとともに、もうひとつの“One Fine Day”を作るアンコール公演を行なうことをサプライズ発表し、観客を驚かせた。
『ある素敵な日』のインストが流れる場内。客電がおちると、そのリラックスムードが一転。まだ真っ暗なステージにバックバンドのメンバーが静かにスタンバイすると、舞台後方に作られた階段の上層にピンスポットがあたり、そこにヨンファの姿が浮かび上がる。客席からの歓声を一身に浴びながらやわらかに歌い上げるバラードチューン『あなたがいなくても』でこの日のライブは幕開け。CNとはまったく違うリサイタルのようなライブなのかと思いきや、次の『思い出は残酷に…』のイントロが始まると「TOKYO, Are you ready? 」とファンを煽り、階段をいっきに駆け下りて舞台中央でモニターに片足をかけ、いつものロックなヨンファへモードチェンジ。
そこからCNの『Ryu Can Do It』へと展開。韓国のトップミュージシャンを集めたヨンファバンドは、Gふたり+Ba+Ds+Keyふたり+Chふたりという編成。骨太のサウンドにのせて、CNのときとは違い、ここではギターレスのヨンファがハンドマイクでキレキレのラップを全身でパフォーマンス! のってきたヨンファはたまらず高音シャウトを入れ、続く『Checkmate』では曲の後半、これでもかというぐらいぐいぐい熱量を放出して、ダイナミックなボーカルで客席を圧倒した。
歌い終わった後、「こんばんは、ジョン・ヨンファです。あー楽しいな、嬉しいなー」と体を揺らして笑うヨンファ。単独ライブで緊張しているかと思いきや“これが楽しくてしょうがないんだ”といわんばかりに子どものような無邪気な笑顔を浮かべ、客席を見渡す。CNのときは他のメンバーにサポートしてもらっていた日本語のMCも「みんなアルバムはどの曲が好きでしたか? えっ? …あぁー、全部ですね! 」といって客席から笑いとるほど今回のツアーで大成長。
その後は「僕が昔尊敬していたアーティストさんを」というトークから、カバータイムへ。ここでは、ボブヘアのウィッグ&グラサン&タンバリンを持ってリアム・ギャラガーになりきってOASISの『Supersonic』を、次は頭にヘアバンドをつけてGジャンをはおりジョン・ボン・ジョヴィになりきってBON JOVIの『You Give Love a Bad Name』を歌いグセまでパーフェクトに“完コピ”。さらに、韓国の大先輩であるヤン・ドングンとコラボした『Mileage』では、ドングンのラップパートを完コピしながら一人二役を見事こなしてこの曲を披露。客席は大爆笑に包まれた。ここでは多彩な歌い手ヨンファとじつは普段は茶目っ気たっぷりという素のヨンファ、そんな彼の2つの魅力をたっぷり見せつけた。
メッセージムービーでいったん場内をクールダウンさせた後に始まったのは、ピアノの弾き語りコーナー。階段の上に置かれたピアノを弾きながら、まずは『Last Leaf』『Like a Child』というヨンファ特有のせつなさと温かみをもった美しいメロディが映える2曲を、ファルセットと地声を混ぜたミックスボイスでやさしく丁寧に歌い届けていく。ヨンファの歌にじっくり聴き入る場内。そんなムードのなか、次にGLAYのTAKUROとコラボした『君を好きになってよかった』をピアノを離れ、ハンドマイクで歌ったヨンファ。この日唯一の日本語曲を情感たっぷりに歌い上げて、最後の最後にそっと語りかけるように“Baby Baby心から Baby…ありがとう”と歌ったところは、この日のライブ前半の最大のハイライトシーンとなり観客を感動で胸いっぱいにさせた。
まだ歌の感動に浸っているしっとりムードの客席に向け、コラボについて話しだしたヨンファ。「このコラボは大成功。いい曲です。歌ってるとさらに大好きな曲になりました。……感無量! (キメ顔)」と嬉しそうに報告して場内の空気を和ませた。
その後、ライブは後半戦に突入。『元気玉』のラップ、シャウトで徐々にみんなの体温を温めたあとは「いまから走りたいと思います。準備はいいですか? (生声で場内に向けて)準備はいいか~? 」と叫んで客席を煽り、CNライブのテッパン曲を怒濤のメドレーで披露。バンドのボーカリストがソロをやる場合、バンドと比較されないようにバンドとは離れたサウンドをやりがちだが、ヨンファはそんなことはものともせず、ここではCNで作った曲を新しいバンドで大胆にアレンジ。
『Can’t Stop』はR&B調の大人っぽい雰囲気を生かしたものになっていて、観客の度肝を抜いた。サウンドが変わっても、ヨンファの汗が飛び散る盛り上げにのせられ、客席からはたちまち大合唱が起こる。そうしてヨンファが白いシャツの袖、次に胸のボタンを外して肌を露にしだすと、セクシーヨンファ解禁にファンは大絶叫! そこから始まった『I’m sorry』ではファンの掛け声も一段と大きくなり、その声を受けて汗だくのヨンファが客席に向けて腰をくねらせ、セクシーなダンスをサービス。
その後は舞台をあちこち走り回り、シルバーテープが舞い散る中、『LADY』を“僕のもの~”と絶叫して舞台に倒れ込んだヨンファ。ファンの熱気を受けて再び立ち上がり、『Man in Front of the Mirror』でこのメドレーをフィニッシュさせたあとは、息を切らしながら「あー楽しい楽しい。みなさんも楽しいですか? よかった~」といってニンマリ。
このあと、バックバンドのメンバー紹介をはさんで「みんな、オレのことスキでしょ? 」といって、自身が主演したドラマのなかでヨンファが歌っていた『オレのことスキでしょ。』へ。この曲も、サウンドはドラマVer.やCNVer.とはまったく違う新しいアレンジが施されていた。ここのエンディングパートでは、曲が終わっても終わっても客席からの「もう1回」コールがわき起こり、それに応えるように再びサビをみんなで大合唱するというのをじつに3度も繰り返した。そして、盛り上がりに盛り上がったあと、ライブはとうとう最後の曲へ。「みなさん、夢で逢いましょう」といって『Goodnight Lover』を届け、本編は終了した。
アンコールは、ヨンファの幼少期からティーン時代、『美男<イケメン>ですね』でドラマデビューしたときの懐かしいシヌ役の写真などが映し出されるなか『27years』からスタート。ファンのことを思い描いて作った『Star, You(星、あなた)』では、曲のなかの“サランへ~”というフレーズをテンポを自由にアップダウンさせて焦らすよう歌い、続く『愛光』では客席からもらった赤いハートマークを両頬にはりつけ、愛嬌たっぷりな表情でファンを一撃。この曲もテンポチェンジを繰り返し、そのなかで曲を途中でとめてファンに歌わせたり、終わったと思ったらまたサビをリフレインするなど、ヨンファは自由気まま思いのままパフォーマンス。
メンバー紹介のとき、ヨンファが「韓国で一番忙しいギタリスト」と紹介した上手(かみて)ギタリストがバンマスをつとめるヨンファバンド。彼らの、ヨンファの歌を前面に立てた、抑制のきいた骨太サウンドのなかでヨンファはこんなにも自由に泳ぎまくっていたんだというのが思い切り浮き彫りになった場面だった。ライブにおいても、また今回アルバム制作においても、自分主体ではなく誰かとコラボして、自分を牽引してもらうことで型にはまったスタイルから脱却したい。そんな気持ちが、今回ヨンファをソロ活動へと駆り立てたんじゃないかと感じた。
そしてそれは、自分が想像する以上に刺激的で、何よりも楽しかった。だから、ライブのエンディング、ヨンファは「みんなにプレゼントがあります。見て下さい」というと、「アンコール公演決定! 一夜限りのスペシャルな夜 5月6日 日本武道館」と、スクリーンを通して特別公演を発表したのだ。「僕はこのツアーが大好きなんです。皆さんともう1回やりたいです。僕にとって初めてのツアーでしたけど、みんなでライブを作れて感無量です。また、武道館で会いましょう」というと、客席から大きな拍手がわき起こった。
「2009年からいろんな活動をしてきて、大変なこともあったけど、皆さんがずっといてくれたからいまのヨンファがいます。ライブが僕の居場所、大好きです。今日はすごく“One Fine Day”でした。みなさんにも“One Fine Day”だったら僕も嬉しいです」といって挨拶を終え、最後に今回のアルバムのハイライトでもある『ある素敵な日』をこの日最上級にドラマチックな歌と演奏で届けてフィナーレを飾り、この日のステージを終えた。