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ふなっしー、カラーバリエーション豊かに これからの戦略は“変化球”?
“ご当地ゆるキャラ”なるものが浸透してから随分と時間が経ったが、いまだにトップレベルの人気と知名度を誇るキャラクターのひとつといえばふなっしー。そんなふなっしーが、最近カラーバリエーションを増やしている。2月24日に行われた、映画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 青い瞳のキャスバル』試写会イベントでは、シャアにちなんだ“赤いふなっしー”(通称:ふなっシャア)が登場し話題を呼んだ。
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ネット上では「梨なの? リンゴなの? 明太子なの?」といったツッコミはあるものの、総じて否定的な意見は少ない。シャア専用ザグ宜しく、いつもの3倍速で動き回ろうとする姿を、梨友(ふなっしーファンを差す俗語)もガンダムマニアも微笑ましく見守っている。
この“ふなっシャア”以外にも、コロプラ『白猫プロジェクト』とのタイアップ企画として、昨年末には白猫姿の“ふにゃっしー”や黒猫バージョン“黒猫ふにゃっしー”が登場したりと、最近のふなっしーはカラー展開が凄まじい。一部ではその節操のなさを心配する声もある。だが、この「変わり身の早さ」こそ、ふなっしーの真骨頂だ。
一般的に“ゆるキャラ”といわれる数々のキャラクターたち。そのほとんどは自治体が開発・運営するものだ。その結果、お役所体質そのままに運用範囲(デザインやキャラクター管理など)がガチガチに決まっている場合も多い。何かデザインを変更したり、変わった使い方をしたいと思っても承認過程は複雑になりがち。ちっともゆるくないのだ。 対して、ふなっしーのブランド管理は全てふなっしー自らが行ってため、臨機応変に、柔軟性に富んだキャラクター運用をすることが可能だ。ブランド戦略における考え方に「フロー/ストック理論」というものがあり、ブランドが培ってきた歴史などが“ストック”、今現在活性化しているものが“フロー”。ブランド価値を高める上では、この両輪が必要になる。
既にキャラクター誕生から3年以上が経過し、安定した人気を誇るふなっしー。彼には十分過ぎる“ストック”と、どこまでも増幅できる“フロー”の両方が備わっているわけだから、これほどキャラクターとして魅力的な存在はないのだ。
そしてもうひとつ、“カラー展開”という部分で期待したいことがある。ふなっしーオフィシャルムック『ふなっしー ララララ♪』(宝島社)の中で、ふなっしーテーマソングをプロデュースした“たかみー”こと高見沢俊彦(THE ALFEE)がこんなメッセージを寄せている。…