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アラサーOLが6年半ぶりに恋愛してみた
『6年半ぶりに彼氏ができました。』(シモダアサミ/KADOKAWA/メディアファクトリー)
6年半ぶりだけど、いたって普通な恋の日々。3月に発売された『6年半ぶりに彼氏ができました。』(シモダ アサミ/KADOKAWA メディアファクトリー)は、サラリとしたストーリーで、大人が共感できる漫画です。今作は「宮田さん、恋をする」という章から始まります。宮田さんは30歳手前で、6年半ぶりに彼氏ができます。相手は取引先の会社の男性。
彼氏ができた宮田さんはウキウキモード。会社での返事も機嫌良くできるし、帰り道に落ちていた空き瓶を捨ててあげたり、妊婦さんに手を貸したりします。自分がハッピーモードだと、良いことがしたくなったり、他人に寛容になりますよね。とにかく、ご機嫌な宮田さん。通勤電車の中で、ひとりとまらないニヤニヤ。これが恋愛の力ですね。
初キスした翌朝に鏡の前でキャーっと照れてしまったり、新しい下着を買うべきか?と考えたり、初々しくときめく時間は誰もが体験することでしょう。オトナですから、夜のことも割と考えます。デート帰りの宮田さんは電車の中で「私セックスしてきたんだな…」と振り返り。久しぶりなせいで、思った以上に痛かったことがちょっとショック。今度はうまくいくようにと考えます。
しかし、やはり交際に慣れてくると相手への気持ちもラブラブ一辺倒ではなくなるもの。付き合い始めて6か月、宮田さんは彼氏のことを「最近ちょっと面倒くさくなってきた」と考えるようになります。ひとりで過ごすのを楽しみにしていた休暇に急に彼が訪ねてきたり、相手のいい加減な言動が気になってしまったり。オトナが誰しも体験するような恋愛の中だるみも淡々と描かれていて、共感してしまいます。何か大きな事件や出来事が起こるわけではないのだけど、なんとなく離れていく気持ち…。
そんな宮田さんですが、風邪の自分を看病する彼の姿に「ひとりじゃないってこういうことなのかな…」と実感して、彼の存在の愛しさを再認識します。結ばれてきゅんきゅん、時が経ってもやもや、最後はほっこり。オトナ女子の普通の恋愛って、こういうものだよね、としみじみできる1冊です。
文=女生徒
本記事は「ダ・ヴィンチニュース」から提供を受けております。
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