モー娘。ｖｓＡＫＢファンが大舌戦 ＨＫＴ４８明治座単独公演で“１０年戦争”激化

　

　指原莉乃（２２）率いるＨＫＴ４８が今年４月に明治座（東京都中央区）で単独公演を行うことが、モーニング娘。とＡＫＢのファンの抗争に火をつけたようだ。モー娘。にとって明治座公演は本格的な舞台に飛躍する場だっただけに、ファンは「ＨＫＴにどれだけできるのか」と上から目線。一方のＨＫＴファンは「いよいよ真価を発揮するとき」と意気込む。

　発端は、ＨＫＴが、今年４月に指原座長で明治座公演を行うと発表したこと。女性アイドル単独グループが同所で公演を行うのは史上初だ。

　「実はモー娘。も単独公演ではありませんが、２００３年に明治座でミュージカル公演をしています。その後、０６年に新宿コマ劇場で、宝塚歌劇団とのコラボで『リボンの騎士　ザ・ミュージカル』を上演。ファンはもちろん目の肥えたコマ劇の常連客にも好評でした」とベテラン芸能ライター。

　モー娘。は明治座での経験を生かし、新宿コマでは宝塚の指導で発声から徹底的に練習。アイドル離れした舞台を見せたと驚かせただけに、「モー娘。ファンを自認する指原は、明治座で結果を残そうと必死。モー娘。超えなるかも見どころです」とも。

　今回の発表をきっかけに、２００５年末にＨＫＴの母体であるＡＫＢ４８が誕生して以来、根強く続く“１０年戦争”が激化。双方のファンがネット上で意見を戦わせている。

　「ＨＫＴがいきなり明治座の単独公演でどれだけやれるか」「技術的にはモー娘。が上というイメージを４８グループが崩せるか」とモー娘。ファン。一方、ＨＫＴファンも「４８グループにとってこの１０年間を確認するチャンス」「学芸会だと批判されてきたが、いよいよ真価を発揮する好機」と応戦する。

　もちろん「ＨＫＴも頑張ってアイドルの底力を見せてほしい」「これは指原によるモー娘。オマージュでは。いい戦いになるよう祈ってる」と互いにエールも忘れない。

　「４８グループもＡＫＢ歌劇団をはじめ、宮本亜門演出舞台にヒロインを送り込むなど、舞台には力を入れてきた。ＨＫＴが目の肥えた明治座の常連客を満足させられるか。試金石です」と演劇関係者は話す。

　４月、明治座が万雷の拍手で包まれるか？