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由規クン、月並みだけど焦らずじっくりね 松本秀夫のプロ野球実況中継
22日に沖縄・浦添で行われた日本ハムとのオープン戦で、ヤクルト・由規投手(25)が登板、2回無失点で最速151キロをマーク。この数字以上に「試合で投げられた」ことで感慨もひとしおだったと思います。
右肩の手術など故障続きで1軍のマウンドから遠ざかって3年。歳を重ねてきたせいか、最近の私は再起をかける選手に対する思いが強いんですよね。
浦添キャンプで由規投手に話を伺ったのは2月6日。ブルペンで投げるストレートは明らかに精彩を欠いていました。腕が振り切れていない証しです。「今は体の疲れがピークです。でも、そういう状態で投げられていることをよしとしたい」と話していました。
開幕まで1カ月。焦って痛みが再発すれば選手生命に関わります。逆にいつまでも速球をアピール出来なければ、チーム内の競争に勝てない。現状はまさにタイトロープみたいなもの。
「焦っちゃダメだとわかっているんです。ただブルペンでみんなと並んで投げると、ついついペースを上げてしまう。試合で投げる方がずっと楽ですよ」
「じっくりマイペースでやった方がいいよ」なんて月並みなことを言ってしまったのを後悔しました。
22日の結果を踏まえ、高津投手コーチは「状態はまだ50-60%だと思う。でも大いに戦力として期待しています。プレッシャーを与えてはいけないから、いつ復帰とは言えない。今季中に戻ってくれればいいとしておきましょうか」。
昨年のチーム防御率4・62はリーグ最下位。石川、成瀬ら軟投派の先発投手が多いヤクルトとしては、力でねじ伏せるタイプの由規投手に帰ってきてほしいところ。
苦労はありましたが、まだ25歳。屈託のない笑顔をまたマウンドで見せてほしいものです。やっぱり「じっくりね…」としか、言いようがないかもしれません。
■松本秀夫(まつもと・ひでお) 1961年7月22日生まれ、東京都出身。早大卒、85年ニッポン放送入社。スポーツ部アナウンサーとして「ショウアップナイター」の実況などを担当。2005年ロッテ優勝決定の試合での号泣実況のほか、数々の名言がある。2015/2/28 16:56 更新