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戸田奈津子がロビンとの思い出を語る 映画『ナイト ミュージアム』最新作、特別試写会
昨年8月に亡くなった俳優ロビン・ウィリアムズの遺作となってしまった映画『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』。3月20日(金)の全国公開に先駆けて、同月2日、抽選で選ばれた一般視聴者およびマスコミ関係者を招いたトークショー付き特別試写会が都内で行われた。
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「ありがとうロビン・ウィリアムズ」と題したトークショーには、公私ともにロビンと親交が深かった字幕翻訳者の戸田奈津子が登壇。ロビンの家族と京都や奈良をプライベートで旅行した思い出の他、彼の妻から「マスコミには公表せず、ごく親しい人だけを集めて行う」といって招かれた追悼式の様子を語った。
「サンフランシスコの大劇場を貸し切って行われた彼を偲ぶ会では、親友だったビリー・クリスタルが司会を務め、ウーピー・ゴールドバーグやモンティ・パイソンのメンバーをはじめとする10人近いコメディアンたちや彼の3人の子供達がそれぞれ思い出を語りました。コメディアンとしても活躍したロビンらしく、偲ぶ会でありながら参加者たちが爆笑するようなシーンもあり、でも最後はみんな彼を失った寂しさに負けて大泣きしました」
戸田はそう振り返りながら、生前のロビンとのあるやりとりを披露。
「彼は仕事でも人を笑わせ、プライベートでも仕事仲間や友人、そして家族までも笑わせていました。あるとき私が『プライベートでエンターテインはいいから少し休んだら』と言ったんです。すると彼は、『僕は人の笑いで生きている。人の笑いを食べて栄養にしているんだ』と答えたんですよね。〝善〟が歩いているというくらい、いい人でした」
ロビンは、『ナイト ミュージアム』(2007)、『ナイト ミュージアム2』(2009)に続いてシリーズ最終章となる本作でも、セオドア・“テディ”・ルーズベルトの役として登場。主役のベン・スティラー扮するラリー・デリーとテディの関係は作品の中心の一つであり、テディは、息子との関係や仕事について悩むラリーにとっての父親的存在となっている。シリーズ完結作としても、ロビンの遺作としても注目の作品だ。
映画『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』は、3月20日(金)TOHOシネマズ日劇他にて全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:戸田奈津子