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素朴でナチュラルな“昭和顔”が人気のワケ
ファッションやメイク、重めボブヘアもそうだが、「昭和風」が再注目されているなか、芸能界でもその動きを象徴するように“昭和顔”の女優たちが台頭している。字面のごとく、“昭和っぽい顔”の持ち主ということだが、そこから導かれそうな“古臭い”というイメージはなく、その“素朴さ、ナチュラルさ”が醸し出すホッとさせる雰囲気に、昭和を知らない平成世代の支持が集まっているという。有村架純や松岡茉優らといった“昭和顔”と言われる若手女優の活躍が目覚ましいが、なぜ“昭和顔”が注目されているのか? その背景には何があるのだろうか。
業界が重宝する“昭和的な女性”を自然に演じる若手女優・黒木華
◆“昭和を知らない世代”の代表的な“昭和顔”は、有村架純や松岡茉優
みなさんは、昭和に対してどのようなイメージをお持ちだろうか。リアルタイムで昭和を過ごしてきた人にとっては、懐かしく心が癒される“古き良き時代”なのかもしれないし、平成生まれの人々には“得体の知れない前時代”なのかもしれない。映画『ALWAYS 3丁目の夕日』のヒット以降、温故知新ではないが、何かというと昭和の文化が引き合いに出されようになった。世紀をまたいでの東京五輪も加わって、より一層昭和のクローズアップ度は増している。ただ、それらの多くはノスタルジーを求めるものが主であり、そこに安心感や癒しを求めたり、日本の良さ、本来の日本を取り戻そうという“懐古趣味”的なものだった。
しかし、ここで取り上げる“昭和顔”はそれらとはやや異なる。“昭和の町並みや生活スタイルが似合いそうな素朴な顔立ち”でありながらも、“昭和を生きた人々”ではなく、“昭和を知らない世代”が支持する顔立ちだということだ。代表的な“昭和顔”として注目されているのが、有村架純や波瑠、松岡茉優、黒木華、蓮佛美沙子など。有村はブレイクのきっかけとなったNHK連続テレビ小説『あまちゃん』の中で1980年代半ばの女子高生を演じ、“聖子ちゃんカット”を披露。黒木は映画『小さいおうち』で昭和初期の女中を演じ、国際的な評価も獲得した。有村は93年、黒木は90年、ともにバリバリの平成生まれ、平成育ちである。もちろん、それぞれの役柄が映像の時代性にフィットしたのは制作スタッフの努力もあるだろうし、女優なのだからそのシチュエーションに合わせるのは当たり前じゃないかと言われればそれまでだが、彼女たちならばたとえ“素のまま”でカメラの前に立っていたとしても、映像の示す“昭和”に溶け込んでいたと思えるのだ。…