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<フジテレビ亀山社長>大改編の狙い語る「動かないわけにはいかない」
フジテレビの亀山千広社長は27日、同局の定例会見で全体の4割にメスを入れた4月期の大改編について、「負けている以上、動かないわけにはいかない。変える意識を持たないといけない」と発言。生放送を充実させる狙いについて「(生放送を増やして、テレビという)メディアの原点を追求したい。負けている以上、変わっていかないといけない。多少スピード違反でもいいから、先頭を走ってほしいと(制作に)発破をかけている」とコメントした。
同局は6日に、全日帯(午前6時~深夜0時)36.6%、ゴールデン帯(午後7~10時)43.8%、プライム帯(午後7~11時)42.9%という異例の“超大幅改編”を発表。「LIFE is LIVE」をテーマに、生放送の充実を掲げた。亀山社長は「ネットの存在は大きいがそれに流されるのではなく、テレビのあり方を変えていくには、発生したことに対して機敏に動く体制が必要。生放送の体制をいかに作っていくか。テレビの本質である“生”をどこまで追求できるか」と生放送を重視する姿勢を改めて強調した。
4月から平日午後帯には、安藤優子キャスターと俳優の高橋克実さんがMCを務める大型情報番組「直撃LIVE グッディ!」など二つの新番組を投入し、合計約5時間の生放送を実施するが、これについて亀山社長は「勝機があるとすれば高橋さんと安藤さんのコンビがどうなるか。グッディに関しては、この二人のコンビが定着しさえすれば。パイロット版を見る限りいい手応えを感じている。一朝一夕に数字が出るものではないが、下を向かずに作っていってほしい」と同番組への期待感を示した。
また生放送とインターネットとの連動について聞かれた亀山社長は「(ネットとの連動は)今はそんなに考えていないが、うまく取り込んでいけばいいと思っている」と語った。