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元気な「雇用される農業者」を増やしたい

 元気な「雇用される農業者」を増やしたい

 

  • キャベツ畑で
  •   「思うほど“土まみれ”でもないし、週休2日。こんな働き方もあると、農業に興味のある人に知ってもらえたらいいですね」

      久松農園(茨城県土浦市)農場長を務める伏見友季(ゆき)さん(36)。同農園のブログで元気に農作業に励む様子を公開している。埼玉県内のサラリーマン家庭に育ち、美術工作好き、かつ外で活発に遊びまわる少女時代を経て、清泉女子大学でスペイン語を学んだ。

    手仕事が好きで生花店勤務、料理講師に

     

      大学3年の時、リクルートスーツを着て就職活動をしている同級生とは少し違うな、と感じる。気になった手仕事や習い事関係をインターネットで検索してヒットしたのが、「日比谷花壇」が手がけていたフラワーアレンジメントの教室(既に閉鎖)。ここに3年生後半の半年間、週1回通った。教室を終了して4年生になると1年間、別の生花店で働き、卒業後、日比谷花壇に就職した。

      日比谷公園本店勤務を経て首都圏のホテル内の店舗へ。数年働き、花のデザインや接客などを経験した。

      そのころ、約1年間、ABCクッキングスタジオの教室に通っていた。「先生をやってみませんか?」と誘われ、思い切って転職する。26歳の時だ。

      料理講師として生徒に対し、料理の素材について説明することになるが、「自分が素材のことをよく理解できていない」ことが気になった。それをきっかけに、野菜の育ち方、つくり方に興味を覚え、農業へ挑戦の思いが芽生えた。

    「畑を見た時に、スイッチが入った」

     

    • トラクターも操ります

        それまで農業とは無縁の人生。「農家に弟子入りし、いずれ独立」「農業法人に就職」「学校で学ぶ」の三つの選択肢を考え、学校に入ることにした。埼玉の農業大学校に入るつもりだったが、就農希望者向けイベントで知った専修学校「日本農業実践学園」(水戸市)に、2011年春に入学する。32歳になっていた。

        1年間の専修科で全寮制の生活。大学卒業直後の人から会社を定年退職した人までいろんな方がいた。有機農業コースで、実際に野菜を作り、直売所で売った。就農のため、首都圏の有機農家や農場に見学・研修に出かけたりもした。

        「こぢんまりした家族経営の農家が多かったんです。自給自足プラスアルファのような感じで。そういう暮らしもすてきかな、と思ったりしていました」

        その年の秋、就農イベントで、久松農園代表の久松達央(たつおう)さんに出会う。

        久松氏は会社員勤め4年、農業研修1年を経て、1999年に土浦市で独立就農した。年間50品目の有機野菜を栽培して会員消費者や飲食店に直接販売をしており、論理的な農業論の展開でも知られる。その就農イベント後も話す機会があり、年末に同農園を見学に行った。

        「畑を見た時に、スイッチが入った、変わったんですよ。わーっと」と伏見さん。広々とし、資材も使ってきちんと人が手を入れて管理する同農園の畑からは、いろんな野菜が生き生きとしている感が伝わってきた。「ビジネスとして成り立つ有機農業をやりたい」。年明けから同農園に通い始めた。

      休日をしっかりとる農場長

       

        2012年4月、同農園にとって初めての正社員として入社した。早速スタッフとして働く。

        冬は朝8時から午後5時までの作業で昼休みが1時間、日中が暑い夏は朝5時から午後6時半まで作業し昼休みを4時間くらいとる生活で、休日もしっかりとれる。大型特殊免許や小型建設機械の免許は取得済みで、機械操作も苦にならない。むしろ、力が男性より弱い分を補える利点が大きい。

        2年目からは農場長に昇格。栽培技術を高め栽培計画を立て実行をするのはもちろん、スタッフに指示を出し、動き回る。料理教室で料理の腕がバラバラな生徒をまとめ、協力して料理を作らせてきた経験もリーダーとして役立っている。今は、スタッフやパート6人をまとめ、現場を仕切る立場だ。

        このほか、春と秋の農園見学会を始めた。同農園の野菜を定期購入する顧客を呼び、農場で収穫を体験してもらい、そこでそのまま野菜をかじってもらったり、伏見さん自ら調理した料理をふるまったり。また、顧客に送る野菜セット内容に消費者目線を加え、食べやすい量に調整したり、期間限定の特別セットを企画したりするなど改善をしてきた。

      「雇用される農業者」の立場を考えたい

       

      • 農園代表の久松さん(左)と(いずれも2014年10月撮影)

          また、同園は昨年9月に法人格を取得し、「企業」としての意味合いを強めた。それもあって、「雇用される農業者」の立場を考えていきたいという。

          農業を始めるにあたり、自ら起業する人がこれまでは多かった。同農園の久松さんがそのひとりでもある。しかし、「作物の栽培が得意な人」が「経営が得意な人」とは限らない。「ですから、雇用された立場(つまり従業員)で得意分野の能力を発揮できるステージがあるべきではないでしょうか?」と伏見さんは問いかける。

          農業法人は増えてきているが、まだ教育システムも労働環境も整っているところはそう多くなく、法人側も受け入れ方を模索している。また、農業法人で働く従業員からすれば、同様の立場の人が少なく、悩みがあってもなかなか相談相手がいない状況だ。「そうした雇用される立場の人たちで情報を共有・交換できるようなネットワークをつくることができれば、意欲を持って農業に取り組む人をさらに増えるに違いない」と伏見さん。そして、茨城県内の農業法人スタッフを集め、研修や見学会、勉強会などを開催し始めている。

        仕事としての農業

         

          「農家というのではなく、『仕事の内容が農業』というのがいい。都会の友達にも会いに行くし、生活もがらっと変わるという『覚悟』を決めて、というわけでもない。このスタイルは自分に合っていると思います。今までの仕事と違って多品目の野菜の栽培、しかも無農薬。そう計画通りに思うようにできない……だから面白い」

          伏見さんの挑戦はしばらく続きそうだ。

          (メディア局編集部 京極理恵)

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