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原爆2年後の児童画 映画に
- 原爆投下の2年後に、本川小の児童が描いた48作品の一つ
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原爆投下の2年後に、爆心地近くの広島市立本川小学校の児童が描いた絵画を巡るドキュメンタリー映画「ヒロシマの校庭から届いた絵」が14日、横浜市都筑区の昭和大学横浜市北部病院で上映される。核兵器の惨禍の傷が残るなか、児童たちが描いた絵には、明るい未来を願う気持ちが表れていたという。本川小の卒業生で、全国で上映会を行っている世良俊邦さん(68)(広島県廿日市市)は「『憎しみだけでは平和は生まれない』というテーマを感じ取ってほしい」と話している。
本川小は今も、原爆ドームのすぐ近くに立つ。1945年8月6日朝、わずか約400メートルの地点に原爆が落とされ、児童や教師ら約410人が亡くなった。
終戦後、同小には疎開先で被爆を免れた児童たちが戻ってきたが、窓ガラスがない教室で授業を受けるなど苦況は続いていた。そんな様子を知った米国人牧師の呼びかけで、米国から支援物資が届き、その中に、クレヨンや画用紙があった。児童48人は1点ずつ絵などを描いて、米国に送ったという。その48点が2006年、米国の教会の地下室で見つかり、広島に里帰りして展示会が開かれた。映画は、そんなドラマを追いかけている。
児童たちの作品は「未来への希望」を感じさせる明るいタッチが多く、そのことに感動した広島県生まれの舞台芸術家・重藤マナーレ静美さん(米国在住)が映画制作を企画した。日米合作で14年3月に完成し、県内では初めて一般公開されるという。
作中では、本川小に登校した直後に被爆し、現在は横浜市に住む女性が体験談を語る場面もある。上映当日は、絵を描いた児童48人のうち、県内や東京都に住む2人も来場する予定だ。
上映は西棟4階の講堂で午後3時から。参加は無料。申し込み不要で先着180人。手話通訳もある。このほか、上映会の開催を希望する個人や団体には、有料で貸し出しも行っている(教育目的は無料)。貸し出しに関する問い合わせは、世良さん(090・4651・4744)。
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