スポーツ振興へ、スタジアムのトイレ設備寄贈

　

　サッカーＪ２・ギラヴァンツ北九州の本拠地となる予定の「北九州スタジアム」（北九州市小倉北区）のトイレ設備の一部を、大手衛生陶器メーカー「ＴＯＴＯ」が寄贈することになった。

　　北九州市に本社を置く企業として地域のスポーツ振興に一役買おうと、市に申し入れた。

　　スタジアムは、北九州市がＪＲ小倉駅北側に建設し、鉄筋鉄骨コンクリート造りの６階建て。今月着工し、２０１７年３月の供用開始を目指している。

　　寄贈するのは、ＶＩＰラウンジなどが設置されるメインスタンド３階の男性用、女性用、多目的、ＶＩＰ用のトイレ計９か所の便器や洗面器など。１６年度中に納入される見込み。

　　３月下旬、同社の喜多村円社長が市役所を訪れ、「夢のあるプロジェクトに参加できて光栄。こういった活動を通じて、地域社会との絆をつないでいきたい」とあいさつし、北橋健治市長に目録を手渡した。

　　北橋市長は「スポーツやイベントなどで、多くの方々が訪れる施設になる。北九州には、最高に素晴らしい設備があると再認識してもらえるはず」と話した。