仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
プロの壁に苦しむオリのドラ1 山崎福は這い上がれるか
楽天戦ではプロ初勝利まであと1アウトで降板
不振続きのチーム同様に、オリックスのドラフト1位ルーキー・山崎福也が苦しんでいる。
引き分けを挟み3連敗と厳しい状況の中、4月12日の楽天戦(コボスタ)で今季3度目の先発を果たした。だが、課題の制球難は克服できず、4回2/3を5安打5四球3失点で降板。5回に2安打1四球を与え、2死満塁となった場面でベンチからはタオルが投入された。念願のプロ初勝利まであと1アウトだった。
開幕から他球団との対戦が一回りし、2勝12敗1分け。阪急時代の1959年以来の開幕5カード負け越しで、2013年以来の借金10を記録。早くも今季3度目の4連敗とチームは出口の見えないトンネルを彷徨っている。
もっと楽な状況の中で投げることが出来れば、ドラ1左腕の状況は真逆だったのかもしれない。だが、投球内容を振り返って見れば、プロの壁に苦しんでいることが分かる。
プロ初登板の3月29日・西武戦(西武プリ)では、2回1/3を3安打5四球3失点。前回登板(4月5日)の日本ハム戦(京セラD)でも、5回4安打3四球6失点と制球を乱し、自らのエラーもあって自滅した。
山崎福は「調子自体はよかった。四球は気にしていない」と言葉を残したが、登板3試合で計13四球は頂けない。
負傷中の金子、吉田一が戻ってくれば、先発ローテ争いはさらに激化へ
シーズン前の練習試合、オープン戦ではコントロールの良さを評価されていただけに、森脇監督も「(四球が少ない)長所とは全く逆のものが出ている。もっと自分を信じて投げることが大事になってくる」と注文をつけた。高山投手コーチも「メカニズム、メンタルと両方悪いところが出てしまった」と奮起を促している。
チャンスはそう何度もあるわけではない。
右肘手術からリハビリ中のエース・金子、オープン戦で左脇腹を痛めた吉田一が開幕ローテから外れ、残り1枠に滑り込んだ形となった山崎福。2軍では復活を懸ける左腕・前田、本来は先発型ながらチーム状況から1軍で中継ぎとして奮闘する塚原が虎視眈々と先発の座を狙っている。
ここに金子、吉田一が戻ってくれば、さらに争いは激化する。プロの世界は結果が全て。1、2軍の境界線にいる選手は、わずかなチャンスをものにできるかどうかだ。
4月の第3、4週は週5試合となり、先発は5人で事足りる。登板機会は無くなるのが濃厚で、13日には出場選手登録を抹消された。苦しんだ3試合の反省を生かし、生まれ変わった投球を見せてくれることを期待したい。