山県、桐生から刺激＝９秒台へ決意新た－陸上男子短距離

　

　 セイコーホールディングスの入社式で、目標の日本記録９秒９９の前で写真撮影に応じる陸上短距離の山県亮太＝２日午後、東京都内

　 　陸上男子短距離のロンドン五輪代表、山県亮太（２２）が２日、東京都内でセイコーホールディングスの入社式に臨み、「（８月の）世界選手権で決勝に残るのが最大の目標。必ず達成したい」と抱負を述べた。
　

　

　 〔写真特集〕陸上短距離　山県亮太～自己ベストは１０秒０７～

　

　　慶大生として最後のレースになった３月２８日のテキサス・リレーでは男子１００メートルで追い風参考の１０秒１５を記録。「思っていたよりタイムが良かった」という好感触の半面、同じレースで９秒８７をマークした桐生祥秀（東洋大）に驚かされ、刺激を受けたという。
　　山県は「桐生の仕上がりの良さを感じた。差を見せつけられ、焦る気持ちはある」と認める一方、「チャンスがあれば狙いたい。９秒台を出すのは自分だと思っている」と、１０秒００の日本記録更新へ意欲を燃やした。