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<選抜高校野球>21世紀枠校の大きな自信 松山東

 <選抜高校野球>21世紀枠校の大きな自信 松山東

 ○東海大四(北海道)3−2 松山東(愛媛)●(28日・2回戦)
 
  大声援の後押しを受け、松山東が東海大四をあと一歩のところまで追い詰めた。その中心を担ったのが亀岡−米田のバッテリーだ。
 
  主将で4番の米田がバットでチームを勢いづける。一回2死二塁。カウント2−1からの大沢のスライダーをフルスイングすると、風にも乗った打球が、左翼ポール際に飛び込んだ。先制の2点本塁打が公式戦初本塁打になった。
 
  亀岡は変化球で打者のバットの芯を外す。三回以降は毎回走者を背負ったが、見せ場は六回1死三塁。4番・邵、代打・斎藤を高めの直球で連続三振に仕留めた。だが、八回に「スタミナがなくなった」と亀岡。制球が甘くなり、犠打を挟み4連打を浴びて逆転を許した。
 
  それでも、82年ぶりのセンバツを全力で駆け抜け、歴史的な1勝を挙げた記憶は、高校野球ファンの記憶に長くとどめられることだろう。米田が「すべてを出し切った」と言えば、亀岡も「変化球や緩急は通用する。いい経験になった」。21世紀枠校が甲子園で大きな自信を得た。【武藤佳正】

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