仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ハンドリング、直進安定性のバランスが絶妙なレガシィB4は大人向けのセダン
2015年モデルがずらりと揃ったスバルの試乗会で、スポーティなWRX S4の後に乗ったからではないですが、レガシィB4に乗り換えるとこちらは高速道路を中心にロングツーリングをゆったりと楽しむグランドツーリング系モデルなのが、大柄なボディとフットワークからも伝わってきます。
それでも、4.8mに迫る全長と1.84mの全幅は郊外ならそれほど大きさを感じさせず、前方と横方向の視界の良さも美点。
段差が連続する西湘バイパスに移動すると、セダンらしく強固なボディ剛性感があり、S4よりも乗り心地は当然ながら良好で、とくにハーシュネスの改善ぶりが印象的です。
S4と比べると、グランドツーリング的と冒頭で紹介しましたが、箱根ターンパイクで走らせてもボディサイズを感じさせないハンドリングで、コーナーでの車両の傾きも抑えられていますから、「意外にスポーティに走るじゃない!」と思う方も多いかもしれません。
また、S4よりも前が50mm、後が45mmワイドなトレッドも効いているのかもしれませんが、それでも決して「曲がらない」わけではないですから、ハンドリングと直進安定性の両立はお見事。
試乗車の「Limited」には、「スタブレックス・ライド」というダンパーのピストン速度に応じて減衰特性の設定が可能なダンパーが装備されていますが、コーナリング時の安定性は確かに納得できますが、荒れた路面をゆっくり走る際は減衰力の効いた乗り心地になるものの、もう少し洗練されると上級セダンに相応しい品格も漂う気がします。
今回の試乗ステージである箱根ターンパイクで気になったのは、ある程度の速度域以上での旋回時にパワステの手応えに違和感を覚えることが度々あった点で、電動パワステの感覚が急に「グィ」っと変わる感じがどうも気になりました。
これは、「アイサイト」のレーンキープをオフにした状態だったので、車両研究実験の方に伺うと、スバルでも当然ながら把握していて、セッティングの難しさなどからくるもののようです。
もちろん安全性に問題があるわけでなく、そうしたシーンではナチュラルなハンドリングが若干スポイルされるかな、という重箱の隅を突っつくような指摘ではあります。
レガシィB4でこうした走らせ方をするケースは少ないはずで、また175ps/235Nmの2.5L水平対向エンジンも決して速くはありませんが、まさに必要十分であり、キャラクターを考えると納得。…