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あるか「東証年内2万5000円」 急落したITバブル期との違い
10日の東京株式市場で、日経平均株価は朝方に前日終値比68円28銭高の2万0006円00銭まで上昇、取引時間中でITバブル期の2000年4月17日以来約15年ぶりに2万円台に乗せた。市場では大台回復後の株価動向に関心が集まっており、「年内に2万5000円」の声も聞かれる。
買い一巡後は達成感から利益確定売りが出て、日経平均の午前の終値は16円86銭安の1万9920円86銭と反落した。小売りや建設、ノンバンク株が物色された。終値は、30円09銭安の1万9907円63銭だった。
気になるのは2万円回復後の株価がどう動くかだ。ITバブルは2万0833円が上昇のピークだったが、「ITバブル時と大きく違うところがある」と指摘するのはカブドットコム証券チーフストラテジストの河合達憲氏。ITバブルでは光通信や携帯電話事業を始める前のソフトバンクが主役だった。「当時はバリュエーション(割安や割高の判断)が度外視されていたが、いまは堅実な企業業績に裏打ちされている」と語る。
00年8月の日銀によるゼロ金利解除も株安に拍車を掛けたが、現状は追加金融緩和観測も広がるなど方向性は逆だ。
「2万0300円をピークにいったん1万9000円台まで下がるが、10月以降再び上昇し、ITバブル時の高値2万0800円台を目指す。来年3月までに2万3000円まで上げてもおかしくない」(河合氏)
ちばぎん証券顧問の安藤富士男氏は年内の株価動向をこう予測する。
「1万9000円ぐらいまで下がった後、年金資金の買いやドル高、原油安を追い風に5月下旬から夏場にかけて本格的に出直る。年末に2万3000円、さらに良い要因が重なれば2万5000円の可能性もある」