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産経大阪杯 “世界基準”キズナに隙あり 先行粘りのカレンブラックヒル
【馬じぃの継続は非力なり】ハリルホジッチ新監督のサッカー日本代表が、初戦からいきなりの2連勝、ウズベキスタン戦では、得点力不足がウソのようなゴールラッシュ。先発メンバー全員を入れ替え、戦術も従来の日本流から世界基準に改革する大胆な采配で、はやし立て専門のメディアからは早くも、「魔術師」の敬称がついた。
サッカーって、監督が交代しただけでこんなにも変われるものか、なにかおかしいなあ。こういうときは、辛口評論家の意見も聞かなくちゃあと、サッカー雑誌のウェブで、セルジオ越後さんの解説を見たら、いきなり「こんな試合は見飽きたよ」と強烈な見出しが飛び込んだ。
セルジオさんによると、日本にゲストを呼んで行う親善試合は前半しか評価しない。なぜなら、後半は必ず相手の足が止まる。さらに交代が6人もできるから、先発は前半から飛ばし、動きが止まったら交代選手の出番で、後半から出た選手が得をする展開。これは前の監督時代と同じことで、だから「こんな試合は見飽きた」そうな。
こんな生ぬるい試合で満足していたら、1勝もできなかったW杯や、8強で敗退のアジアカップの反省がみられない。本当に日本代表の強化を目指すのなら、最低でもW杯に出たレベルの国と海外でやるべきだ。たとえば、ハリル監督の古巣で、W杯でドイツを苦しめたアルジェリアなどどうかと。
馬じぃはサッカーは詳しくないが、セルジオ苦言には納得させられる。まあ、6月から始まるW杯ロシア大会のアジア2次予選、「親善」ではない「ガチンコ勝負」に注目しよう。
競馬のほうも甘くない。ドバイ遠征組はそろって討ち死に、足もとの高松宮記念は香港から殴り込んできたエアロヴェロシティに一蹴された。左回りや道悪、体重16キロ減もなんのその。世界基準とはこういう馬のことを言うのだろう。
そこで産経大阪杯、GI馬6頭が顔を連ねたが、秋には凱旋門賞で世界基準を目指すキズナで譲れない、と言い切りたいが、付け入る隙はある。この馬が勝ち損なう「追い込み届かず」を突けば先行粘り、馬場状態も加味して、復調顕著な(6)カレンブラックヒル。こんなレースなら見飽きません。
■品川達夫(しながわ・たつお) 昭和44(1969)年、夕刊フジ創刊と同時に競馬欄を手掛け、デスク兼記者・予想家として約20年間紙面を汚す。その後、別のジャンルで新聞記者を務めながら競馬は続け、気がつけば「馬じぃ」に。