仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
約2割値上げで『マッサン』効果終焉のサントリーウイスキー
ウイスキー国内最大手サントリースピリッツ(旧サントリー酒類)が、4月1日から国産ブランドの『山崎』、『白州』、『響』などの主力商品を平均2割という高率で値上げしたことで、NHK朝の連続テレビ小説『マッサン』のヒットで加速した国産ウイスキーブームが終焉に向かっている。
国産ウイスキーは若者を中心に起きたハイボール人気で数年前からブームが到来。さらにニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝をモデルにした『マッサン』の大ヒットで注目度がさらに上がった。
「その昔、庶民の間で少し贅沢なウイスキーとして愛され“ダルマ”と呼ばれた『サントリーオールド』は、銀座のクラブに置いていなかった。俳優の三浦友和と当時現役だった巨人の原辰徳監督が、8丁目のクラブに出向いた際、三浦がオールドを注文すると『ありません』とボーイにあっさり言われたなんて逸話もあるほどです」(都内バー経営者)
ところがここ数年は、銀座高級クラブでも『山崎』の’12年や『響』の’17年などのボトルキープが急増。特に『山崎』は、『山崎シングルモルト・シェリーカスク2013』が英ウイスキーガイドブックで世界最高のウイスキーに選ばれ、需要はさらに伸びていたという。そこへ来ての大幅の値上げとなった。
「昨年暮れにサントリーが値上げを発表した直後から、ウイスキーを扱う飲食店が買いだめして品薄になっていた。既にデパートなどの酒類売り場でも、『山崎』や『響』などが買い占められ、いつ入荷するかわからない状態です。結果、クラブはもちろんのこと、バーやスナック、居酒屋などでも高くなってしまう。せっかく『マッサン』で加速した“国産ウイスキーブーム”に水を差した形です」(飲食店関係者)
ただでさえ4月から食料品も輸入原材料の高騰で値上げが相次ぎ、庶民の財布を苦しめている。ウイスキー値上げは、さらに我々から細やかな楽しみを取り上げてしまった格好だ。