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謎の深海生物「ダイオウイカ」実食レポート 「酒のつまみには合うのでは」の声多数!
2月27日(金)お台場のデックス東京ビーチ内のレストランでオカルト研究家・作家の山口敏太郎氏が念願である「ダイオウイカ」の試食に成功した。
ダイオウイカは昨年2014年にかけて日本全国で大量に水揚げされたことが記憶に新しいが、2015年に入ってからも山口県や富山県でも捕獲に成功しており、その勢いはとどまることを知らない。もはや「未確認生物」というよりも「冬の風物詩」と言ったほうが正しい気がするダイオウイカだが実際に食べた人間はまだ少ない。
今回、山口敏太郎氏が食したダイオウイカは女優・歌手として活躍する「スルメ御前」氏が2月22日に富山県で行われた「ダイオウイカスルメ試食会」で手に入れたもの。
当日は5000人以上のダイオウイカファンが集まり大混雑となっていたという。
スルメ御前氏は一般には出回っていないダイオウイカのスルメの塊を独自のルートで入手。話によると深海にすむダイオウイカには体を浮かせるために水より軽い塩化アンモニアが体内の袋に詰まっており、実際にダイオウイカを生で食べた人によるとダイオウイカには独特のアンモニア臭があり非常に食べづらいという。
今回、用意されたのはダイオウイカを乾燥させたスルメとのことだが、果たしてそのお味はいかがだろうか。
試食を行った山口敏太郎氏は「苦みが強くあまりおいしくはないが、食べられないことはない」「意外とビールのおつまみには合うのではないか?」と語っているが、「もう食べたくはないかな?」と微妙な表情を見せた。
実際に「酒のつまみには合う」という感想は山口氏以外にも多数の人間が語っており、将来的には「ダイオウイカのスルメ」が日本全国に流通するかも…という夢のような話もあるが、今回加工を行った水産加工会社によると、ダイオウイカにはクラゲのように大量の水分が含まれており、通常のイカの数百倍の大きさであるダイオウイカをスルメにするには並々ならず努力があったという。すぐには食べられないが、日本の誇るテクノロジーと人間の好奇心によってダイオウイカが日本の食卓に並ぶ日を心待ちにしたい。
なお、残ったダイオウイカのスルメは現在、山口敏太郎事務所の冷凍庫に保管されており、3月7日(土)よりお台場の「山口敏太郎の妖怪博物館」にて展示予定である。
【参考動画】
山口敏太郎事務所2015「ダイオウイカ試食」
https://www.youtube.com/watch?v=RawFufChtqY
文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)