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世田谷美術館で「世田谷に住んだ東宝スタジオゆかりの作家たち」開催中

 世田谷美術館で「世田谷に住んだ東宝スタジオゆかりの作家たち」開催中

 

 世田谷美術館で開催中

 世田谷美術館は4月12日まで、同館が収蔵する作品の中から東宝スタジオゆかりの作家を取り上げて紹介する「世田谷に住んだ東宝スタジオゆかりの作家たち」を2階展示室で開催している。開館時間は、10時から18時(最終入場は17時30分)。観覧料は一般200円、大学生・高校生150円、中学生・小学生100円、65歳以上100円。

 

 世田谷区砧(現・成城)の東宝スタジオは、1932年に設立された写真化学研究所(通称P・C・L)に始まり、P・C・L映画製作所として本格的に映画作りをスタートした。その地元である世田谷には、1944年から1951年まで東宝の職員だった難波田龍起氏をはじめ、「人情紙風船」や「素晴らしき日曜日」などさまざまな映画のセットを手掛けながら、独立展で絵画作品を発表し続けた久保一雄氏など多くの作家が在住している。

 

 同展は、戦前から戦後、東宝スタジオで映画美術などに携わった世田谷の画家や彫刻家などの作品を取り上げるもの。洋画家・宮本三郎氏が描いた東宝ゆかりの女優の肖像画や、東宝作品の映画にも数多く出演した女優・高峰秀子さん旧蔵の、梅原龍三郎氏らによる〈高峰像〉などが展示される。また、小コーナーでは、建築物の廃墟を撮影した宮本隆司氏の写真を紹介しているとのこと。

 

 なお、1階展示室では4月19日まで、東宝スタジオの代表作「ゴジラ」と「七人の侍」に注目し、“特殊撮影”や“東京の時代劇”を生み出した映画美術の魅力を探る「東宝スタジオ展 映画=創造の現場」も開催している。詳細は、同館公式ホームページ(http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html)を参照のこと。

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