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「2.5次元から離してあげて」 舞台『東京喰種』出演が決まった”プリンス・オブ・テニミュ”に不安の声!?
3月26日、”舞台化”が発表されたマンガ『東京喰種トーキョーグール』。同作は2014年にアニメ化され、現在続編マンガ『東京喰種トーキョーグール:re』が「週刊ヤングジャンプ」(すべて集英社)で連載中の人気作だ。そんな原作ファンの注目も集める舞台『東京喰種トーキョーグール』だが、現在、本作の主人公・金木研を演じる俳優・小越勇輝に対して若手俳優ファンから心配の声が挙がっている。
小越勇輝は2010年から2014年まで上演された”テニミュ”こと『ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン』の全公演で主人公・越前リョーマを演じた俳優。昨年9月には通算500回公演出演を達成し、ファンから”プリンス・オブ・テニミュ”と賞賛されている存在だ。そんなマンガ・アニメ原作の舞台”2.5次元舞台”のスペシャリストとも言える小越だが、今回の舞台『東京喰種トーキョーグール』の出演を受けて、ネット上では「おごたん(小越)を2.5次元から離してあげて」「小越くんにはもう2.5次元作品をやってほしくなかった」と、出演に対してネガティブなファンの声が散見されることに。注目の舞台で主演と喜ばしいニュースなのに、なぜこんな声が挙がっているのだろうか?
「テニミュや『弱虫ペダル』(秋田書店)の舞台など、最近の”2.5次元舞台”はいまだかつてない盛り上がりを見せています。しかし、やはり”オタク向け”のコンテンツではあるので、一般層に対する露出となるとまだまだ弱い印象です。16歳のころからリョーマを演じた小越くんももう20歳。もちろん仕事があるという意味で、今回の舞台『東京喰種トーキョーグール』の出演はうれしいことですが、ファンたちは2.5次元舞台でなく、もっと多くの人が見る作品に飛び立ってほしいなと思っているんです」(2.5次元舞台ファン)
「若手俳優の登竜門」と称されることも多いテニミュは、これまでにも斎藤工や城田優といった俳優を輩出してきた。最近では、『仮面ライダー鎧武』の小林豊や青木玄徳、『烈車戦隊トッキュウジャー』(共にテレビ朝日)の志尊淳や平牧仁、先日最終回を迎えた1月クールドラマ『学校のカイダン』(日本テレビ)の白洲迅や柾木玲弥といった俳優たちもテニミュOBだ。このように、テニミュ出身の俳優たちはほかの舞台作品に出演したり、中には『仮面ライダー』シリーズやスーパー戦隊シリーズといった特撮もの、テレビドラマに出演したりと、テニミュでの経験を生かして活動の幅を広げてきたのだ。
小越は4月に舞台『ロック☆オペラ サイケデリック・ペイン』の出演を控えているものの、2.5次元舞台ファンは小越が”2.5次元俳優”で終わってしまうのではと不安視しているようだ。今後、彼が”3次元”でも広く活躍する日が来ることに期待したい。